防災用の保存食として備えているレトルト食品やインスタント麺をおいしく食べるためには、温めたりお湯を注いだりといった熱を使用した調理が必要です。災害が発生して電気やガスなどのライフラインがストップしてしまうと、食事を温めるのも大変。

そんな時のために、カセットコンロなどの熱源を備えておきましょう。そこで今回は、ピオマがおすすめする被災時に温かい食事をするための道具を紹介します。

災害時の熱源として用意しておきたい【アイ・コンロ】

ライフラインがストップした際の自宅での避難生活で、温かい食事をするためにはカセットコンロが大いに役立ちます。お湯を沸かせばインスタント麺やレトルト食品が温かい状態で食べられ、フライパンで簡単な調理をすることも可能です。鍋ややかんなどいつも使っている道具で対応できるのも便利なポイント。

カセットコンロはアウトドアや自宅で鍋を囲む時にも使えるので、普段から活用できる防災アイテムとして重宝されますね。また、お湯を沸かせば煮沸消毒したり、温かいタオルで体を拭いたりすることもできるので、衛生状態を保つのにも役立ちます。

ピオマがおすすめするこちらのカセットコンロは、シンプルでお手頃な価格のタイプ。普段あまりカセットコンロを使わず、防災用として準備しておきたいという場合にも揃えやすいスタンダートな種類です。
カセットボンベの取り外しがしやすいようにマグネット着脱式を採用しており、シンプルで薄型の使いやすいデザインなので、カセットコンロに慣れていない人でも安心です。

使用時に万が一カセットボンベが過熱した場合、自動的にボンベが外れて火が消える仕様になっているので安全に使えるのもポイント。また、誤装着も防止できるようになっています。
カセットボンベのガスが残り少ない時、内圧を上げて火力をキープするためのヒートパネルが備わっているのでガスを無駄なく使い切れて便利です。最大発熱量は3.5KWと高火力なので、鍋や焼肉などの普段使いにも向いています。

カセットコンロとセットで必要な【アイ・ボンベ】

カセットコンロを活用するにはカセットボンベが必要です。家族の人数にあわせて、必要な本数をストックしておきましょう。また、普段からアウトドアなどで活用し、使った分だけ補充するローリングストックで備えることもできます。

そんなカセットボンベは、カセットコンロと同じメーカーのものを使うのが安心。こちらのアイ・ボンベは先ほどご紹介したアイ・コンロと同じアイ・システムネットワークの製品なので、一緒に揃えておくのがおすすめです。
3本セットで1つのパッケージになっているので収納スペースに立ててしまっておきやすく、すっきりと保管できますよ。

また、シンプルなデザインのため生活感を軽減でき、収納スペース内がごちゃごちゃした印象になりにくいのもポイントです。使用期限は約7年なので長期保管ができる点も災害用備蓄に向いています。

ガス・電気不要で加熱できる【モーリアンヒートパック】

モーリアンヒートパックは、ガスや電気などを一切使わずに食事を温められる便利なアイテム。付属の発熱剤に水をかけると化学反応で熱エネルギーを発生させる仕組みです。
使い方は簡単で、加熱袋の中に発熱剤を入れ、レトルトパウチなどの温めたい食品を発熱剤の上に乗せたら水を注いで袋の口をとじるだけ。すぐに加熱が始まり、水がぶくぶくと沸いて高温の蒸気が袋内に充満するため、約15～20分で食品全体を温められます。

発熱剤にかける水は、水道水やミネラルウォーターのほか、川水や雨水でもOK。水道がストップし、飲料水も限られている場合でも安心ですね。また、火を使わないので避難所で過ごしている場合でも使いやすいでしょう。小さな子どもがいる時も安心ですね。

加熱できる食品の種類は、カレーやご飯などのレトルト品をはじめ、缶詰やコーヒーなどの缶飲料、水を加えたアルファ米などさまざまです。おにぎりなどを加熱したい場合は、発熱剤に使った水の残りが食品に触れないようにラップに包んだり袋に入れたりしておけばOK。
モーリアンヒートパックは袋と発熱剤だけなのでとてもコンパクトで、省スペースに備蓄できるメリットがあります。持ち出し用の防災バッグにも入れておきやすいですよ。

災害時でも温かい食事ができるように熱源アイテムも確保しておこう

今回は、災害時に温かい食事を食べるために必要な熱源アイテムを紹介しました。
防災備蓄として準備しておきたいカセットコンロは、お湯を沸かすことで温かい食事が用意でき、衛生状態を整えるのにも役立ちます。合わせて使用するカセットボンベも必要な本数分備え、安全に使えるようにしておきましょう。また、モーリアンヒートパックがあれば、電気やガスを使わず簡単に食品を温めることができて便利。コンパクトなので収納スペースを圧迫しないメリットもあります。

被災した時に温かい食事や飲み物があると、不安感の軽減に役立ちます。今回ご紹介したピオマおすすめアイテムを参考に、防災用備蓄として熱源の確保もしておきましょう。