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【防災士ママブログ】ピオまめ|防災グッズやリュック中身は?災害防災対策等、大切な家族を守るために必要な知識を発信中!

【防災頭巾・防災ヘルメットの選び方】メリット・デメリットを知って備えよう

災害発生時に落下物などから頭を守るための防災グッズとして、防災頭巾と防災ヘルメットがあります。防災用品を備える時には、それぞれの特徴や違いを知って選ぶことが大切です。
そこで今回は、防災頭巾と防災ヘルメットの選び方について紹介します。それぞれのメリット・デメリットをふまえながら選ぶ時のポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

【防災頭巾と防災ヘルメット】メリット・デメリットを知っておこう

まずは防災頭巾と防災ヘルメットのメリット・デメリットを知っておきましょう。それぞれの特徴を知っておけば、選ぶ時の参考になりますよ。

防災頭巾のメリット

防災頭巾は布製なので、軽量なのが特徴。持ち運びやすく、装着した際も肩や首への負担が少ないです。また、かぶるだけなので装着が簡単で、小さい子どもにも使いやすい利点があります。頭からかぶると肩口まで保護できるため、耳や首、肩なども落下物や火の粉から守ることができ、火災時にも有効です。

また、普段はたたんでコンパクトに収納しておくことができます。さらに避難生活の時には、防災頭巾を枕やクッションとして活用することもでき、幼稚園や小学校によっては普段から椅子に取り付けて背もたれや座布団として使用することもあるそうです。さらに寒い時期には防寒具としても役立ちます。

防災頭巾のデメリット

防災頭巾は本などの軽量な落下物から頭を守るのには役立ちますが、重量のあるものや角ばったもの、強い衝撃からは頭を守ることができません。また、耳を覆うので音が聞こえにくくなり、視界も狭くなるため避難時には周囲を確認しにくくなる可能性があります。

布製品である防災頭巾は経年劣化にも注意が必要で、生地がやぶれたりほつれたり、詰め物が劣化したりする可能性があります。また、洗濯可能な商品でも、洗った際に中綿が片寄ったり、防炎性能が劣化したりする場合もあります。

防災ヘルメットのメリット

防災ヘルメットは重たい・硬い・角のある落下物や強い衝撃から頭を守ることができるのがメリット。防災頭巾よりも耐衝撃性が高いことが特徴です。
屋外での避難時には、ブロック塀が倒壊したり瓦や看板が落下したりと、危険が多くあります。防災頭巾よりも頑丈な防災ヘルメットなら、そのような場合にも頭をしっかり守りながら避難することができます。

防災ヘルメットのデメリット

防災ヘルメットを装着する時は、あごベルトや頭まわりを調節する必要があるため、緊急時にスムーズに装着できない可能性があります。特に子どもは頭囲も成長してサイズが変わりやすいので、定期的にチェックすることが欠かせません。小さい子どもにとっては自分で正しく装着するのが難しい場合もあるでしょう。

また、ヘルメットはかさばるので収納しにくいデメリットもあります。家族分のヘルメットを備える場合は特に収納スペースの確保が必要です。ただし、最近では収納しやすい折りたたみタイプも登場しておりこれならコンパクトになるので、自宅に備える場合も邪魔にならないでしょう。

【防災頭巾】を選ぶ3つのポイント

防災頭巾を選ぶ時にチェックしておきたいポイントを紹介します。防災頭巾は手作りで用意することも可能ですが、防炎性能など安全面を考えると市販品の方がおすすめです。日本防炎協会の認定品かどうかなどを確認し、安全に使えるものを選びましょう。

【1】日本防炎協会の認定品を選ぶ

公益財団法人日本防炎協会が認定した防災頭巾には、防炎製品ラベルがついています。防炎性能のテストに合格した安心な製品である印です。
認定を受けていない製品の場合は、防炎性能が低くて火が燃え移った場合に頭を守れない場合もあります。そのため、防炎製品マークのついた認定品を選ぶようにしましょう。

【2】使う人にあったサイズを選ぶ

防災頭巾は子どもが使用する場合も多いです。子どもは年齢によって頭囲が変わるので、その子にあったサイズの防災頭巾を選ぶことが大切です。
主に幼児用や小学校低学年用、高学年用などとサイズが分かれていることが多いです。成長しても使えるようにと大きいサイズを購入してしまうと、視界が悪くなって危険になる場合があるので注意しましょう。

【3】耳穴が開いているものを選ぶ

防災頭巾は耳を覆うため、周囲の音が聞こえにくくなります。音が聞き取りにくいと状況判断もしにくくなるため危険です。そのため、防災頭巾には耳の近くに穴が開いたものが多くあります。小さい穴なのではっきりと聞こえるようになるわけではありませんが、周囲の音を聞いて安全に避難するためには耳穴つきの製品を選びましょう。

【防災ヘルメット】を選ぶ3つのポイント

【防災ヘルメット】を選ぶ3つのポイント

続いて、防災ヘルメットを選ぶ時にチェックしておきたいポイントを解説します。ヘルメットには工事現場用や自転車用、バイク用などさまざまな種類があります。その中で、防災目的として使えるのは飛来・落下物用です。国家検定の合格品で、耐久性が高いものを選びましょう。

【1】国家検定の認定品を選ぶ

防災ヘルメットは厚生労働省で定められた安全基準をクリアした製品を選びましょう。耐衝撃吸収性と耐貫通性の検定に合格した製品なら保護帽と呼ばれ、災害時の落下物からも頭部を守れます。検定合格品には「労・検」ラベルがついているので、選ぶ時に確認しましょう。

【2】耐用年数の長いものを選ぶ

防災ヘルメットはプラスチックでできているものがほとんどです。プラスチックはどうしても経年劣化してしまう素材なので、できるだけ耐用年数の長い製品を選ぶようにしましょう。耐用年数はプラスチック素材の種類によって異なります。

RP樹脂(繊維強化プラスチック)は強度が高く熱にも強いため、耐用年数が4~5年と長持ちします。ABS樹脂、PC樹脂(ポリカーボネート)、PE樹脂(ポリエチレン)は安価なものも多いですが、耐用年数が3年以内と短いです。製品の耐用年数を確認して選ぶようにしましょう。

【3】サイズ調整や着脱しやすいものを選ぶ

ヘルメットは外れないようにしっかりフィットさせて着用することが大切です。そのため、あごベルトやヘッドバンドが付いていて、頭のサイズに合わせて調節できるものを選びましょう。
また、簡単に装着できるものなら、子どもや高齢者でも扱いやすいです。ヘッドバンドもボタン式やダイヤル式のアジャスターならスムーズにフィットさせられます。

メリット・デメリットを知って使いやすい防災頭巾やヘルメットを選ぼう

今回は、防災頭巾と防災ヘルメットの選び方について紹介しました。防災頭巾や防災ヘルメットは、それぞれにメリット・デメリットがあります。使用する人や備える場所などを考えながら、どちらがいいか選びましょう。

防災頭巾も防災ヘルメットも、専門機関のテストにクリアした認定品を選ぶと安心です。サイズや機能、素材などにも注目して使いやすいものを見つけたいですね。
ピオマではそんな時におすすめしたい防災ヘルメットを取り扱っています。そこで次の記事では、ピオマのおすすめ防災ヘルメットについて紹介します。これから防災ヘルメットを備えたい人はぜひ参考にしてください。

※12/23更新予定