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ママ・パパの防災対策!子どものためにすべき事前準備とは?

いつ起きるかわからない地震への備えは、小さな子どものいる家庭だと特に大変です。普段からママ・パパがしっかり対策しておくことが欠かせません。親がパニックになると子どもへの精神的ダメージも大きくなるため、事前に準備しておくことで落ち着いて行動できるようにしたいですね。

そこで今回は、ママ・パパが子どものためにすべき地震対策について紹介します。お家の中の安全対策や防災バッグの中身などを解説していますので、ぜひ参考にしてください。

ママ・パパがやっておきたい地震への備え

まずはママ・パパが事前にしておける地震対策について紹介します。家の中の安全を見直したり、地震発生時の夫婦の役割分担を決めたりして、もしもの時に慌てなくて済むようにしておきましょう。

地震が起こる前に準備しておきたいこと

・家の中に安全なスペースを作る

家にいる時に地震が起きても「ここにいれば安心」という空間を一畳程度で十分なので作っておきましょう。リビングなら物を床に置かないようにし、大きく揺れても家具が倒れたり落ちたりしてこないようにします。

また、寝室には背の高い家具を置かないようにします。就寝中に地震が起こっても、寝ているところへ倒れてくる心配がありません。家具を壁や天井に固定して、倒れないように備えておきましょう。それが難しい場合は、階段や廊下、ドア付近などには物を置かず、避難の妨げにならないようにしましょう。

地震が起きると玄関のドアが歪んで開かないなんてこともあります。避難はしごを用意するなど、2か所以上の逃げ道を確保すると安心です。
マンションの高層階ではバルコニーなどからの避難は難しいので、玄関のドアを耐震化するようにしてください。簡単な取付工事の方法もあるので、賃貸にお住まいの方も大家さんに相談してみるとよいと思います。

・子どもの年齢ごとにあわせた防災バッグや備蓄を用意しておく

地震への対策には、非常時に持ち出せる防災バッグや食料・日用品などの備蓄も欠かせません。特に子どもがいる場合は、年齢や月齢によって必要となるアイテムが異なります。
0~1歳の赤ちゃんなら、母子手帳や粉ミルク、離乳食におむつなどが必要ですね。多めの備えておくと安心です。また、授乳中の場合は夜の灯りやタオルがいるかもしれません。
2~5歳の幼児期は、おむつ外れの状況に応じた備えをしておきましょう。お菓子や絵本、おもちゃなども防災バッグに入れて、不安な気持ちを少しでも軽くできるようにしておきたいですね。

小学生以上なら大人と同じ防災グッズでも大丈夫です。ただし、避難場所で退屈してしまうこともあるので、トランプやコンパクトなボードゲームなど複数人で遊べるものを入れておくといいでしょう。
いずれの年齢にしても、子ども用の防災バッグやストック品は定期的に内容を見直し、子どもに必要となるものがしっかり備蓄できているか確認しておきましょう。防災バッグの中身や備蓄しておきたいものの詳細については後ほど紹介しますね。

地震が起きた時の夫婦の役割分担を決めておく

地震が発生した時、夫婦が一緒にお家にいる場合は揺れが収まったあとにする行動の役割分担を決めておくのがおすすめです。
強い揺れが収まったら家族みんなの安全を確認し、家の倒壊・火災・土砂崩れ・津波などの危険がなければ次の行動に移りましょう。その時に、夫婦で役割分担を決めておくと効率よくできます。

例えば、火を消してガスの元栓を閉める、家電のコンセントを抜いてブレーカーを落とす、すべてのドアを開けて避難経路を確保するといった行動をパパが行っている間に、ママは子どものケアを。赤ちゃんなら抱っこ紐で抱え、自分で歩ける子どもには声掛けをしながら怪我をしないように靴やスリッパをはかせたりします。

また、いつでも外へ避難できるように防災バッグを取り出すのも役割を決めておくとスムーズです。一方で夫婦が別々の場所で被災した時のためには、安否確認の手段や避難場所について話し合っておきましょう。

子ども用のアイテムが入った防災バッグを用意しよう

子ども用のアイテムが入った防災バッグを用意しよう

避難の時に持ち出す防災バッグは、子どもに必要なものをしっかり入れておきましょう。必要なものをリストで紹介します。

子どもの年齢にあわせて必要なものを入れておく

子どもがいる家庭は、年齢に適切な防災バッグを用意しなければなりません。子どもが自分でバッグを持てないのなら、大人用の防災バッグに大人と子どもの必要なものを入れておきます。
一方で小学生以上の子どもで防災バッグを自分で持ち歩けるようなら、子ども用のリュックに防災グッズを詰めて備えておきましょう

子どもは成長すると必要なグッズが変化していきます。特に赤ちゃんはあっという間に大きくなるので、おむつのサイズや離乳食の種類などもすぐに変わりますよね。そのため、防災バッグの中身は日ごろから定期的に確認し、その時に必要なものが入っているようにしましょう。

防災バッグに入れておきたいアイテムリスト

防災バッグに入れておきたい子ども用アイテムは、大人の分に加えて以下のものがあげられます。子ども用にオリジナルで必要なアイテムを揃えておきましょう。食事やトイレ、着替えなどの生活に必要なもののほか、頭を守るヘルメット、暗闇を優しく照らすランタンなども子ども用に備えておきたいですね。

【乳児用の防災バッグに入れておきたいものの例】

  • おむつ
  • おしりふき
  • ビニール袋や圧縮袋
  • 粉ミルク・離乳食・おやつ
  • 保存水
  • 着替え
  • 歯磨きシート
  • 母子手帳
  • 灯りとなるもの(ランタンやライト)
  • 授乳用のタオル

【幼児用の防災バッグに入れておきたいものの例】

  • おむつ
  • おしりふき
  • ビニール袋や圧縮袋
  • 子ども用の非常食・水・携帯用トイレ
  • 歯ブラシなどの衛生用品
  • お気に入りのおもちゃや絵本
  • 子どもサイズのマスク
  • お菓子

【小学生用の防災バッグに入れておきたいものの例】

  • 子ども用防災ヘルメット
  • 子ども用ヘッドライト
  • トランプやオセロなどのゲーム
  • 生理用品(高学年の女の子がいる場合)

ストック品も子ども用のものを備えておこう

ストック品も子ども用のものを備えておこう

普段から食料品や水などを備蓄している人も多いと思います。子どもがいる家庭ならそれにプラスして子どもに必要なアイテムも備えましょう。赤ちゃんならおむつのサイズやミルク・離乳食の種類などが変化しやすいので、ローリングストックで普段から使っているものを多めに備蓄するスタイルが便利です。

特に以下にあげられるアイテムを備蓄しておくと安心です。災害時の支援物資は大人用のものが中心となるため、自分の子どもにあったものをしっかり備えましょう。

おむつ

その時の月齢にあったサイズのものを1か月分買いだめしておくのがおすすめ。

おしりふき

おしりふきはおむつ替えの時はもちろん、体を拭いたり汚れたものを拭いたりといろいろなシーンで活用できます。大人も使えるので多めにストックし、使った分だけ補充するようにしましょう。

被災時は脱水症状になりやすいので水は必須です。普段飲んでいる水やウォーターサーバーをローリングストックで備蓄するほか、長期保存の水もあると安心です。

粉ミルク・離乳食・食べ慣れたお菓子

食事は子どもが食べられるものを用意します。粉ミルクは多めに買い置きしておき、レトルトの離乳食やアレルギー対応食も日ごろからのローリングストックで備えておきます。また、普段から食べ慣れているお菓子も備蓄しておくといいですね。

ママ・パパの事前準備で災害時に子どもを守れるようにしよう

今回は、子どものためにしておきたい地震対策について紹介しました。万が一の時に子どもを守るためには、普段からママ・パパがしっかり準備しておくことが大切。

家の中に安全なスペースを確保したり、夫婦の役割分担を決めたりといつ起こるかわからない災害に備えておきましょう。特に小さい子どもがいる家庭なら、防災バッグの中身や備蓄品にも気を配っておきましょう。

そんな子どもの身を守る防災グッズは、しっかりしたものを選んで用意することも大切です。そこで次の記事では、ピオマがおすすめする子どもが安心できる防災グッズを紹介します。
ママ防災士が子どものためを想って選んだ防災グッズを備えておけば、万が一の時にも安心です。。これから防災バッグを用意したいという人もぜひチェックしてくださいね。