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【防災士ママブログ】ピオまめ|防災グッズやリュック中身は?災害防災対策等、大切な家族を守るために必要な知識を発信中!

寝室の地震対策!家具の転倒防止や枕元に備えたい防災グッズを紹介

寝室で寝ている時に地震が起こったら、まずは布団の中で揺れが収まるまで待機することが大切です。安全に待機するためには、家具が布団の方へ倒れてくることがないように対策しておくことが重要。また、寝室から避難する際にもいくつかの防災グッズを備えておくと危険を回避できます。

そこで今回は、寝室の地震対策や備えについて紹介します。夜中に地震が起きてもスムーズに避難行動が取れるように、日ごろから寝室の安全を考えておきましょう。

目次

就寝中の地震に備えて寝室の安全を確認しよう

地震は夜中に起こる可能性もあります。ぐっすり眠っている時に地震が起こるととっさの行動が取れないことも少なくありません。また、停電したり、照明のスイッチまで遠かったりすると暗くて室内の状況もわかりにくくなります。揺れている最中に暗闇の中を移動しようとすると、転倒して怪我をしてしまう可能性もあります。

そのため、就寝中の夜中に地震が起こった場合は、まず揺れが収まるまで寝室で待機することが大切です。この時、寝室の防災対策がしっかりできていれば、揺れが収まるまで安全に待つことができます。
そこで今回は、寝室にしておきたい地震対策について紹介します。寝ている時に家具が倒れてこないように対策したり、寝室に必要な防災グッズを揃えたりして、日ごろから寝室の安全を考えていきましょう。

地震に備えて寝室にしておくべき対策

夜中に地震が起こった際に寝ていて揺れに気付くのが遅れ、怪我や命の危険にさらされないためには日ごろから寝室の安全対策をしっかり行っておくことが大切です。どのような対策をしておけばいいか紹介していきましょう。

【1】寝ているところへ家具が転倒してこないようにする

布団やベッドの周囲をチェックして、地震が起こった場合に危険がないか確認しましょう。特に背の高い本棚やタンスなどの家具が布団側に倒れてくると大きな怪我につながる恐れがあり危険です。まずは家具の配置を考えましょう。布団側へ倒れないような向きに置いたり、十分な距離を取ったりして安全な配置にします。また、倒れにくい低めの家具に変えるのもおすすめです。

背の高い家具なら、つっぱり棒やL字金具で固定したり、耐震マットを敷いたりして転倒防止対策もしておきましょう。また、家具の重心を低くすることも大切です。軽い物を上の方へ、重たい物を下の方へ収納することで重心が低くなるため倒れにくくなります。そして、テレビボードや低めのキャビネットなどの上にテレビを設置している場合も、地震によって飛び出す恐れがあるため固定しておきましょう。

【2】ドアの近くに物を置かない

ドアの近くに本棚などの家具を置いていると、地震によって転倒したり、収納している物が飛び散ったりしてドアを塞いでしまう恐れがあります。急いで寝室から避難しようとしても、重たい家具によってドアが押さえられてしまうと外に出られません。

そのためドアの近く、特に扉が開く方向には家具などの大きな物を置かないようにしましょう。どうしてもドア付近にしか家具を置くスペースがない場合は、どの方向に倒れるのか考え、扉を塞がない向きに配置して、転倒防止対策もしておきましょう。

【3】就寝時の頭上に何も置かない

ぐっすり眠っている時に大地震が起こると、とっさに行動することが難しいかもしれません。ベッドや布団の頭上に置いていた物が落ちてきても避けられず、頭に怪我をしてしまう恐れがあります。そのため、布団の頭上には何も置かないようにしましょう。テーブルランプや壁に掛けたアートボード、ガラスの掛け時計など落下したら危険な物がないか確認してください。

また、頭上が窓の場合は、窓ガラスが割れて降ってくる危険があります。そのため、窓にガラス飛散防止フィルムを貼ったり、カーテンを二重に吊るしたりしてガラスが飛び散らないように対策しておきましょう。そしてできれば、頭が窓側にならないようにして就寝するのがおすすめです。

寝室に用意しておきたい防災グッズ

寝室にも防災グッズが必要!

玄関やリビングなどに防災グッズを備えている人は多いかもしれません。しかし、寝ている時に地震が起こったら、寝室から玄関やリビングへ行くことも難しくなる場合があります。停電で真っ暗の中、ガラスが飛び散っている可能性のある家の中を裸足で歩くのは危険ですよね。

そのため、寝室にも最低限必要な防災グッズを備えておきましょう。紐付きの袋などに入れてベッドの脚にくくり付けておくか、カゴなどにまとめて布団の枕元に置いておくのがおすすめです。必要なアイテムを紹介しますのでぜひ備えておいてくださいね。

【1】靴・靴下

大きな地震が起こると、家中に割れた窓ガラスや食器、倒れて破損した家具や家電が散乱する場合があり、裸足で歩くと危険です。スリッパだとかかとを守れず脱げやすいので、靴を準備しておくようにしましょう 。スリッポンやスニーカーだと動きやすいです。寝室で一緒に寝ている人の分を用意します。子どもはすぐにサイズアウトするため、1サイズ大きめのものを備えておくと安心です。

【2】懐中電灯・ヘッドライト

夜中に地震が起こると停電で照明がつかない可能性があります。お家の中の状況確認をするのにも、避難するのにも明かりの確保が重要です。そのため、寝室には懐中電灯を備えておきましょう。スマホのライトも使えますが、安否確認や情報収集などに使うため、バッテリー節約のことを考えても懐中電灯がおすすめです。また、ヘッドライトなら両手が空くため、小さい子どもを抱っこしながら周囲を照らすことができ、自宅からの避難の際にも役立ちます。

【3】ホイッスル

万が一、寝室で家具の下敷きになったり閉じ込められてしまったりした時に、助けを呼ぶためのホイッスルを備えておきましょう。怪我などで大きな声を出せない場合でも、ホイッスルの音で助けを求めることができます 。体育の授業などで使うような中に玉が入っている普通の笛ではなく、少しの呼気でも音を出せる防災ホイッスルがおすすめです。

また、ホイッスルを準備したら一度吹いてみましょう。いざという時に初めて使用すると、鳴らない場合も少なくないようです。子どもと一緒に試してみると、日ごろの防災意識を高めるのにも役立つのではないでしょうか。

【4】スマホ・モバイルバッテリー

スマホはライトが懐中電灯代わりにもなり、地震の情報取得や安否確認のためにも必要なアイテムです。そのため、枕元に置いて寝るようにしましょう。また、寝る前に充電するようにしておけば、夜中に地震が起こってもすぐに使えます。そして、モバイルバッテリーもあわせて備えておきましょう。

【5】軍手

倒れた家具や家電を起こしたり、割れた窓やゆがんだドアを開けたりする時に素手だと怪我をする可能性がありますね。そのため、軍手も備えておきましょう。普通のタイプよりも滑り止めが付いているものや、丈夫なものを選んでおくと安心です。

【6】必要な人は眼鏡

視力の悪い人は眼鏡も備えておきましょう。普段は寝る時に枕元に眼鏡を置く人も多いと思いますが、地震があると大きな揺れで眼鏡が飛んでいってしまう可能性があります。そのため、予備の眼鏡を寝室の防災セットに入れておきましょう。また、眼鏡が割れることのないようにハードタイプのケースに入れておくのがおすすめです。

夜中の地震を想定して寝室にも防災グッズを備えよう

今回は、寝室の地震対策について紹介しました。就寝中の夜中に地震が起こった場合を想定し、日ごろから対策しておくことはとても大切です。布団の方へ家具が倒れないようにしたり、寝室から安全に出られるように防災グッズを用意したりして、地震への備えをしておきましょう。

そんな寝室に備えておきたい防災グッズはピオマでもお取り扱いしています。そこで次の記事では、ピオマおすすめの防災グッズを紹介します。寝室の備えとして使えるライトやヘルメットのほか、避難用の持ち出しバッグに非常食など幅広く紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。