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【防災士ママブログ】ピオまめ|防災グッズやリュック中身は?災害防災対策等、大切な家族を守るために必要な知識を発信中!

親子で知ろう・学ぼう・体験しよう!「防災センター」ってどんなところ?

全国には「防災センター」と呼ばれる施設があるのを、ご存じですか?大きな商業施設や会社で、落とし物をしたときなどに、問い合わせた経験のある方もいるかもしれませんね。
実は、そのようなビルの防災管理を担う場所としての「防災センター」だけでなく、国や自治体が運営していて一般の方が防災体験できる施設も数多くあります。日ごろの防災管理や、災害発生時に人々の安全を守るための指示出しだけでなく、いざという時に備えて市民一人ひとりが対処できるような方法を身につけるための施設です。
過去の自然災害について学習する設備があり、子どもたちが、分かりやすく防災意識を高められるような防災体験・ワークショップなど、防災を身近に感じられるような取り組みも行われています。親子で楽しみながら学べる「防災センター」とは、どのような場所なのか詳しくご紹介します!

防災センターとは?

防災センターとは?

「防災センター」とは、一般的に3つのかたちがあります。
まずは、大型のビルや施設・百貨店・大学・大きな病院などにあり、火災をメインとした消防管理を行う施設が挙げられます。この施設は消防法で設置が定められたもので、警備員が常駐しており、落とし物をした際に預かってくれている場所といえば、イメージしやすいかもしれませんね。
国がメインとなって、防災に関する情報収集・技術開発・過去災害研究対策をおこなう場所も、「防災センター」と呼ばれます。
そして、本記事でご紹介したいのが、一般市民向けに、日常的に災害がなぜ発生するのか、どのような対策をするとよいのかといった防災にまつわることを学習できる施設としての「防災センター」です。ビルや商業施設の防災センターと区別するために、防災体験館などの名称で呼ばれているかもしれません。近年では、子どもがクイズ形式で楽しみながら学習したり、遊びをまじえて体験したりできる防災センターも注目されているんですよ。
公的な施設では、無料で楽しめる場所もあります。子どもといっしょに学びながら遊べるスポットとして、気軽に訪れてみてはいかがですか?

防災センターの種類について

では、あらためて前項でご紹介した3つの「防災センター」それぞれが持つ特徴を、みていきましょう。

企業や病院などで建物の防災管理をする場所

民間の防災センターとは、基本的にその施設内の火災をメインとした防災管理をする施設です。高層ビル・百貨店・大学・大きな病院などの建物1階あるいは地下に置かれるケースが多く、一定の知識・能力を持った専門の職員が業務を行っています。警備員が常駐しており、入館管理や落とし物を保管している場所としても機能しているので、行ったことがある方もいるのではないでしょうか。防災体験や学習をする場ではなく、あくまでもその建物の防災管理を担う場所です。

国が情報を一元化するための場所

国が運営するものには、国土交通省による防災センターがあります。地震や風水害などによる大規模災害が発生したときに、情報を一元的に集約して把握できるようになっています。最先端のIT技術を活用して整備され、災害対策の拠点として機能します。一般の人が訪れて学ぶ場所ではなく、専門的な情報収集や各自治体・関係者との連携を図るための拠点という位置づけで、2001年6月に設立されました。

一般の人が防災意識を高めるために訪れられる場所

お住まいのエリアにある防災センターは、いちばん身近に感じられるかもしれませんね。地方自治体(都道府県・市町村)・NGOなどの組織や災害研究をしている大学・民間企業などで運営されています。「防災館」「防災体験館」「防災学習センター」などの名前になっている地域もあるでしょう。これらの地域の防災センターは、一般の方が訪れて、学んだり体験したりできる施設です。
「防災を学ぶ」と聞くと、なんだか難しそうですよね。臨場感のある災害体験やクイズ形式で学べるコーナー、消防士さんが実際に来ている服の展示など、子どもがワクワクしながら楽しめる場所になっています。最近では、アミューズメントパークのような施設も増えてきたので、遊びに行くつもりで気軽に訪れてみてくださいね。

地域の防災センターの役割

自治体等が運営している地域の防災センターでは、一般の人が訪れて防災体験や学習ができます。しかし、もちろんそれだけのために作られたわけではありません。では防災センターには、どのような役割があるのでしょうか。

災害時の拠点としての役割

いざ災害が発生したときに、地域の災害状況を把握し、指示を出すための拠点としての機能があります。被災者救済のために、消防や医療機関、各種組織との連携をとり、被災していないエリアからの救援中継地点にもなります。また日常的な防災管理も行っています。

過去の自然災害の研究・対策

自然災害は、地域によって特性があります。
これらの被害は複合的に起こります。そのため対象エリアで過去に発生した災害について研究を重ね、対策を練っています。例えば、海沿いの地域なら地震による津波対策、一方で山間部なら大雨による土砂災害のリスクなど、地域や地形に応じた研究が日々おこなわれているのです。

エリアに暮らす人の防災意識を高める役割

安全に暮らすためには、多くの人が防災意識を高め、自分たちで日常的に対策を講じることがとても大切です。その防災意識を持つきっかけづくりになるような、分かりやすい情報提供や子どもでも理解できるようなコンテンツ作りにも力をいれています。地域の防災センターのWEBページを見ると、施設の紹介だけでなく、地域に関連性の高い災害体験や気軽に参加できるワークショップを開催するなど、より防災を身近に感じられるようなトピックスが見つかりますよ。

防災センターで楽しみながら防災意識を高めよう!

防災センターで楽しみながら防災意識を高めよう!

いつ起こるか分からない災害にそなえて、家族にも防災意識を持ってもらいたいと考えていても、なにからすればよいか迷いますよね。「防災センター」なら身近な場所で、親子そろってゲーム感覚で学べるでしょう。実際に体験しながら学べば、子どもにも記憶に残りやすいのではないでしょうか?

まずは、お住まいの地域の防災センターのWEBページなどを探してみてください。気軽に訪れて、楽しく防災意識を高めてくださいね。
次の記事では全国の防災施設を厳選してご紹介します!

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