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【防災士ママブログ】ピオまめ|防災グッズやリュック中身は?災害防災対策等、大切な家族を守るために必要な知識を発信中!

【防災クイズ】親子で楽しく学ぼう!地震の備え編10問

地震の備えとして非常用持ち出しバッグや備蓄品を準備しているご家庭も多いでしょう。しかし、小さな子どものいるご家庭では、子どもがしっかり行動してくれるかどうか心配ではありませんか?
そこで大切なのが「気持ちの備え」です。日ごろから、万が一の災害時にどう動けばよいか、どんなことに気をつけるべきなのか、子どもといっしょに考えてみましょう!本記事ではご家族で楽しみながら、地震の備えについて考えを深められるクイズをご用意しました。

A・B・C、3つのなかから答えを選ぶ形式で、遊びながら防災意識を高められますよ。ぜひ、親子で防災について考えるきっかけにしてみてくださいね。

地震の備えクイズ【基本編】

大きな地震に備えるために、まずは「地震」と「防災」の基本を考えてみましょう!ここでは5つのクイズを出題します。A・B・C、3つの答えのなかから正しいものを選んでみてくださいね。答えと解説は、次の項目でご紹介します。

第1問:「震度」ってなに?

A:地震が起こったときに恐怖で震えあがる度合い
B:地震そのものの大きさ・規模
C:ある場所での地震による揺れの強さ

第2問:「震度5強」の揺れはどんな状況になる?

A:屋内で静かにしている人のなかで気づくケースもある程度
B:物につかまらないと歩けない!固定していない棚が倒れてくる
C:耐震性の低い建物が壊れたり、傾いたりする

第3問:大きな地震で家具が倒れるのを防ぐには?

A:壁や天井に固定する
B:家具の上に段ボールを積み上げて重くしておく
C:棚自体を重い物にする

第4問:「緊急地震速報」ってなに?

A:地震が発生する前に、可能な限り多くの人に知らせる情報
B:地震の発生直後に、可能な限りすばやく知らせる情報
C:地震の発生後に、地震のなかった地域に知らせる情報

第5問:ハザードマップってなに?

A:地震発生時、道路上に危険物があるときに点滅して知らせる装置
B:歴史的に災害が起こった場所に建てられた石碑
C:避難場所・避難経路などの情報をわかりやすく示した地図

答えと解説:地震の備えクイズ【基本編】

地震の備えクイズ【基本編】は難しかったですか?簡単でしたか?
第1問から第5問までの、クイズの答えと解説をまとめましたので、答え合わせをしてみましょう!何問あっているかドキドキですね。

答え1:震度とは?「C:地震の揺れの強さ」

地震は揺れが小さくても怖くて震えあがってしまいますが、残念ながら「A:地震が起こったときに恐怖で震えあがる度合い」ではありません。答えは「C:ある場所での地震による揺れの強さ」です。地震は「震源地」と呼ばれる場所で発生し、地面を伝わって各地に揺れが広がります。震度はそれぞれのエリアでどのくらいの強さで揺れたかは示す数値です。現在は震度0~7まで設定されています。「B:地震そのものの大きさ・規模」は、マグニチュードと呼ばれます。

答え2:震度5強の揺れは?「B:物につかまらないと歩けない!」

前述のとおり、震度は0~7まで設定されていますが、「震度5強」の揺れは「B:物につかまらないと歩けない!固定していない棚が倒れてくる」レベルを想定しています。それぞれの震度で想定される状況をご紹介しますので、備えや避難時の参考にしてみてください。 

震度階級

答え3:家具の転倒を防ぐには?「A:壁や天井に固定する」

震度5以上の揺れでは、固定していない家具の移動や転倒が起こると言われています。「C:棚自体を重い物に」しても、震度が大きければ移動や転倒は避けられません。直接的な備えにはなりにくいため、天井と棚の上部を固定するツッパリ棒・チェーンや壁に固定する強力な両面テープなどを使い、「A:壁や天井に固定する」ようにしましょう。
震度4以上になると棚の扉が揺れで開き、中身が飛び出してしまう危険性もあります。地震の揺れを感知して扉をロックするストッパーなどを使って、中身が飛び出さないような工夫をしてみてください。テレビなどの家電は大きな揺れで遠くへ飛ばされるケースも考えられます。テレビボードなどに固定したり、チェーンをつけたりしておくとよいでしょう。
「B:家具の上に段ボールを積み上げて重く」すると、揺れで段ボールが飛ばされてしまい、かえって危険です。棚の上にはできるだけ物を置かないようにしてください。

答え4:緊急地震速報とは?「B:地震の発生直後にすばやく知らせる情報」

緊急地震速報は「最大震度5弱以上の強い揺れが予想されたときに、震度4以上が予想される地域に対して」発表されます。「予想」を「地震を感じる前」に受け取る情報ですが、震源地で地震が発生したときに最大震度と到達時刻・エリアを想定して知らせる情報のため「B:地震の発生直後に、可能な限りすばやく知らせる情報」が正しい答えとなります。

携帯電話・スマートフォン・防災無線・テレビ・ラジオなどから知らされます。緊急地震速報を受けて、電車ではスピードを落とし停車するなど、安全を守るために活用されています。到達時刻まで数秒しかないケースもありますが、強い揺れの前に身を守る動きを取るように準備をしましょう。

答え5:ハザードマップとは「C:避難場所・経路を示した地図」

ハザードマップは、地震・大雨・台風などの自然災害が起こったときに、どこにどのような危険があるかなど「C:避難場所・避難経路などの情報をわかりやすく示した地図」のことです。お住まいのエリアの自治体や国土交通省のハザードマップポータルサイトなどで手に入れられます。常に更新されているので、定期的に最新の物をダウンロードしたり、印刷したりしましょう。

国土交通省「ハザードマップポータルサイト」:https://disaportal.gsi.go.jp/

地震の備えクイズ【応用編】

地震の備えクイズ【基本編】、何問正解できましたか?「簡単だったよ」という方も「難しかった」という方も、しっかり解説を読んで復習してみてくださいね。では、続いて地震の備えクイズ【応用編】を5問出題します。LET’S TRY!

第6問:寝ているときの地震に備えて枕元に用意しておくとよいものは?

A:懐中電灯・スリッパ
B:ガムテープ・段ボール
C:食事・水

第7問:非常用持ち出しバッグの保管場所によいのは?

A:すぐに持ち出せる!玄関やリビング
B:中身の劣化を防ぐ!日の当たらない押し入れやクロゼットの奥
C:インテリアの邪魔にならない!人目につかない床下収納

第8問:水・食料・生活必需品の備蓄は最低何日分必要?

A:災害発生時は、すぐに支援物資が配られるのでいらない
B:朝になれば支援が始まるので1日〜1.5日分
C: 地震で道路が使えないなどすぐに支援物資が届かないこともあるので3日分

第9問:大人1人の1日あたり必要な備蓄用飲料水はどれくらい?

A:1人1日 1リットル
B:1人1日 3リットル
C:1人1日 5リットル

第10問:災害用伝言ダイヤルの番号は?

A:110
B:171
C:119

答えと解説:地震の備えクイズ【応用編】

【応用編】は、実際に地震が起こったときを想定して準備するもの・ことにまつわる問題でした。5問全部わかりましたでしょうか?答え合わせをしてみましょう。

答え6:寝ているときの備えは?「A:懐中電灯・スリッパ」

寝ているときに大きな地震が発生し、そのまま停電になってしまうと暗やみのなかで被災状況を確認しなければいけません。ガラスが割れていたり、壊れたものが散乱していたり、たとえ室内でも危険がたくさんあります。安全に明かりの確保・はだしによるけがの危険回避のために「A:懐中電灯・スリッパ」を枕元に用意しておきましょう。「B:ガムテープ・段ボール」や「C:食事・水」は、在宅避難をするときにあると便利なアイテムです。

答え7:非常用持ち出しバッグの保管場所は?「A:玄関やリビング」

万が一のときには、すぐに取り出せることが重要な非常用持ち出しバッグ。クロゼットの奥や床下収納の中では、いざという時にすぐに取り出せないという事態も考えられます。しまいっぱなしにして、賞味期限切れや電池切れが起こり、いざというときに使えなかったという失敗談も耳にします。目に入りやすい玄関やリビングに置いておけば、中身のチェックも忘れにくくなります。インテリアを邪魔しない、おしゃれなデザインを選べば目立つ場所でも気にならないでしょう。

答え8:水・食料・生活必需品の備蓄は最低何日分必要?「C:3日分」

大きな災害が起こると、水道・ガス・電気が止まる可能性が高まります。また、通信障害や道路が壊れて通れないなど、情報の混乱や支援物資がなかなか届かないといったケースも予想されます。また、在宅避難の場合は、避難所まで支援物資を取りにいかなければいけないこともあり、手元には届きにくいかもしれません。最低でも3日分、できれば1週間分の備蓄をしておきましょう。

答え9:大人1人が必要な水は?「B:1日3リットル」

大人が1日に必要な飲料水は2〜3リットルです。防災用の備蓄は、最低3日分、できれば1週間分は用意するように推奨されています。3日分なら、3リットル×3=9リットル、1週間分なら、3リットル×7=21リットルですね。それを人数分と考えると、保管場所も広く必要になります。日常的に使いながら在庫として備蓄するローリングストックをしながら、上手に管理してみてくださいね。

答え10:災害用伝言ダイヤルの番号は?「B:171」

正解は「B:171」。「A:110は警察」「C:119は救急」への番号です。地震はいつどこで起こるかわかりません。家族全員が同じ場所にいない可能性も考えられます。仕事や学校など、離れた場所にいる家族の安否確認をするときは、災害用公衆電話からも無料で利用できる災害用伝言ダイヤル(171)などのサービスを活用しましょう。

災害発生時は、通信状況が安定せず、インターネット回線を使うSNSやメールが使えない、あるいは、電話も不通となることがあります。まずは、家族で安否確認方法をあらかじめ決めておくことが大切です。もちろん、使用可能な場合はSNSやメール・電話も、活用してください。

家族みんなで意識を持って地震に備えよう!

家族みんなで意識を持って地震に備えよう!

「地震の備え」は、家具の固定や備蓄品や非常用持ち出しバッグの準備・安全な避難経路の確認が大切です。日ごろから、家族みんなで防災について話し、いざというときに落ち着いて行動できるようにしましょう。
次の記事では、「地震発生後の行動」をクイズ形式でご紹介します。親子で楽しく防災について考えてみてくださいね。

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