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【防災士ママブログ】ピオまめ|防災グッズやリュック中身は?災害防災対策等、大切な家族を守るために必要な知識を発信中!

懐中電灯?ランタン?防災に備えるならどちら?違いやメリットを詳しく解説!

大雨や台風などの自然災害が頻発する夏から秋。停電被害も起こりやすく、心配ですよね。また、大きな地震などでも停電は起こるため「明かり」の防災対策は必須です。
でも、いざ防災用の明かりを用意しようと考えたとき、どんな物が適しているのか迷いませんか?よく目にするのは懐中電灯やランタンですが、そもそもどう違うのでしょうか。
そこで本記事では、懐中電灯とランタンの違いやそれぞれの特徴や注意するべきポイントをご紹介します。どんなシチュエーションに向いているのかを見極めて、適した物を準備してみてくださいね。

懐中電灯とランタンの違い

懐中電灯とランタンの違い

防災用の明かりとして、まず思い浮かべるのは「懐中電灯」ではないでしょうか。アウトドアに興味がある方は「ランタン」をイメージするかもしれません。まずは、その2つの明かりの違いと特徴を紹介します。

懐中電灯とは?

懐中電灯とは、持ち運びができる小型の電灯です。手のひらサイズの小さな物から、ラジオが付いているような大型の物までさまざまです。反射鏡やレンズで人が感じる光の量を集中させ、少ないエネルギーで十分な明るさを得られるようになっています。集中的な明るさを得るのに適した携帯用照明器具です。
主に、乾電池で電気を流せる仕組みになっています。なかには、手動でハンドルを回して発電させるタイプや太陽光で充電させる物もあります。

ランタンとは?

ランタンは、通常は光源を保護する覆いを備えた手提げランプを指し、提灯(ちょうちん)などもその仲間に入れられます。元々はガスやオイル・ろうそくを燃料とし、火をつけて明るさを確保する器具でした。近年では、LED電球などが取り付けられ、電池式で火の始末の必要がない安全な物も数多くあります。使用するとランタンを中心に全方向を明るくします。
手提げ型で吊るして使えるのはもちろん、地面や台の上に置いて利用することもできます。キャンプなどでもよく利用されていますが、インテリア性を重視したものも多く、屋内外で日ごろから利用している方もいるかもしれませんね。

懐中電灯・ランタンそれぞれのメリットや注意すべき点は?

懐中電灯もランタンも、非常時に便利に使える明かりです。しかし、それぞれ特徴が異なるので、メリットだけでなく注意しなければいけないこともあります。そこで、ここでは懐中電灯・ランタン、それぞれの特徴と気をつけたい点を解説します。

持ち運びやすいが一方向への光になる懐中電灯

懐中電灯は、持ち運びがしやすいような形状になっています。棒状のタイプは棒の部分、持ち手付きの物はハンドル部分など、握りやすいため移動時の使用に向いています。
しかし、基本的に一方向を照らす構造となっているため、周囲全体を明るくするには不向きです。また、円筒状の物が多く、床や台の上に置いたときに転がりやすい傾向があります。床や台の上にも置いて使うことを想定している場合は、底が平らになっているものやスタンドを併用するとよいでしょう。

全体を明るくできるが移動には不便なランタン

ランタンはもともと固定して使われるものでしたが、近年では軽量で持ち運べるできるものも多くあります。しかし、周囲全体を明るくするための照明器具のため、全方向に光が届くものの、懐中電灯のように行き先を明るくするには不向きです。そのため、移動時の照明としては使いにくさを感じるかもしれません。
ガスやオイルを燃料とし、火をつけて使用する物は雰囲気があり素敵ですが、使用には多少の準備が必要でさらに火災の恐れなどを考えると防災用には適していません。電池式の電球/LEDタイプを選ぶようにしてみてください。

電池切れ・電球切れに注意!

懐中電灯もランタンも、いざという時に使えなければ意味がありません。定期的に、電池切れ・電球切れが起きていないかチェックするようにしましょう。電池を入れたまましばらく使わないと、液体が漏れてしまい懐中電灯やランタン本体が使えなくなる恐れもあります。「使っていないから、電池もなくなっていないだろう」と思わず、電源のオンオフだけでなく電池も取り出して確認するようにしてみてくださいね。

懐中電灯・ランタンにぴったりのシチュエーションは?

懐中電灯・ランタン、それぞれにメリットや使いにくさ・注意点がありました。どちらにも特徴があり、使いやすさのポイントが異なります。では、実際にどのようなシーンで使うことを想定して準備するとよいのでしょうか。

懐中電灯は避難時などの移動で使う

懐中電灯は持ち運びのしやすさが特徴です。避難する時に携帯して、足元や行先を明るくするための明かりとして便利に使えます。一方向を遠くまで照らせるので、暗闇で人や物を探すときにも使いやすいでしょう。周囲全体に光が届きにくいため、避難先などで使うときは壁やビニール袋に反射させて使うようにしてみてください。

ランタンは避難中の手元の明かりとして

ランタンは床や台の上に安定して設置でき、近い範囲の全方向を明るく照らします。避難時の照明として使うとよいでしょう。食事をするときでも、手元全体が照らされるので食べこぼしにくく、子どもがいる場合でも安心です。オレンジの温かみのある電球色なら、避難先での不安な気持ちをやわらげてくれますよ。

用途や使い勝手に合わせた非常用の明かりを準備しよう!

用途や使い勝手に合わせた非常用の明かりを準備しよう!

夜間、突然の地震による停電や大雨で外が暗いときの停電。予期せぬタイミングで、暗闇のなかで移動しなければならないことがあります。常時でも、真っ暗な状態は不安になるものですが、災害時であればなおのことではないでしょうか。
いざという時に備えて、懐中電灯やランタンなどの非常用の明かりを用意しておきましょう。移動時には懐中電灯、避難時にはランタンがあると便利です。
次の記事では、懐中電灯やランタン以外にも使える非常時の明かりや選び方について、ご紹介します。停電時の危険性なども解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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