「子どもと一緒にドライブ中に地震が…」そんな不安を感じたことはありませんか？パパママにとって、子どもの安全は何より大切ですよね。でも、地震はいつ起こるか分かりません。だからこそ、家族で出かける時は、しっかり備えておきたいものです。この記事では、子育て中のファミリーが車に備えておきたい防災グッズといざという時の対応方法をご紹介します！毎日の送り迎えやお出かけが、もっと安心できるようになりますよ。

運転中や外出先での被災でも慌てないために

日常生活の中で、車での移動は欠かせないものとなっています。しかし、災害はいつ、どこで起きるかわかりません。とくに地震は、発生を予測できないこともあり、まさかのタイミングで遭遇する可能性があります。運転中や外出先での被災に備え、適切な準備と知識を身につけることは、私たちの安全を守る重要な一歩となります。

車での被災がよくある現状について

地震だけでなくや大雨被害・雪害などの自然災害が、多いように感じる近年。車で移動中に被災したり、車の中で一夜を過ごさないといけなくなったりするケースも、年々増えています。とくに、予測不能な地震が朝晩の送り迎えの時間帯に発生するかもしれません。に地震が起きるとそのような場合、、車の中で被災する可能性が高くなります。「もしも」のときのために、家族で備えておきましょう。

運転中に地震が起きたらどうする？

地震が起きたら、まずは落ち着いた対応が大切です。運転中に被災した場合、まずは、ハザードランプを点けてゆっくりとスピードを落とし、道路の左側に停めます。橋やトンネル、高架下は危険なので避けましょう。揺れがおさまるまでは車の中で待機し、カーラジオで情報を集めましょう。その後、周りの様子を見て、次にどうするか判断します。子どもと一緒の時は、パニックにならないように、慌てず安全第一で行動することが大切です。

外出先で被災した場合の車の活用方法

地震による被災に限りませんが、車は移動手段としてだけでなく、緊急時の避難スペースとしても活用できます。車中泊をしなければならない場合に備え、リクライニングシートの活用方法や換気の仕方、エコノミークラス症候群の予防など、事前に知識を身につけておくことが大切です。また、スマートフォンの充電や情報収集の拠点としても車を活用できます。

遠方での被災時の対応ポイント

どのような災害に対しても、見知らぬ土地での被災に備え、常に周辺の避難所や病院の場所を確認しておきましょう。スマートフォンのバッテリー切れに備え、紙の地図も携帯することをおすすめします。また、現地の災害情報を入手できるラジオ局や地域の防災アプリなどもチェックしておくと安心です。

子連れでの被災時の注意点

子どもと一緒に車に乗っているときの被災 は、地震に限らずとくに注意が必要です。まず、子どもを落ち着かせなければいけません。大きな揺れを認識したり、強風で物が飛ばされたりしても、できるだけ急ブレーキは避け、安全な場所にゆっくりと停車しましょう。子どもの年齢に応じて、シートベルトの着用確認や、簡単な声がけで安心感を与えることが大切です。また、子どもの気を紛らわせるためのおもちゃや、お気に入りの毛布などをすぐ手の届く場所に置いておくと、不安な気持ちを和らげることができます。

車に備えておきたいアイテム

災害時に備えて車に常備、あるいは持ち込みたい積んでおきたい防災グッズは、家族構成や季節によって異なります。ここでは、基本の必需品から、お子様やペットがいるご家庭向けの特別な準備品まで、状況別におすすめのアイテムをご紹介します。常備に不向きなアイテムもあります。車内での長期保存に向かない物については、都度携帯・持ち込むようにしてください。

必需品3点セット（水・食料・携帯ラジオ）

まずは、災害時に最低限必要となる3点セットを用意しましょう。まず水は1人1日２～3リットル を目安に、最低3日分の確保が必要です。食料は調理がいらず長期保存可能な非常食を選びます。携帯ラジオは、停電時でも情報収集ができる手回し充電式がおすすめです。電池式の場合は予備電池も用意しておきましょう。

家族構成別の追加準備品

家族構成によって必要な備えは異なります。子どもがいる家庭では、年齢に応じた準備が必要です。粉ミルクやほ乳びん、おむつ、お気に入りのおもちゃなど、普段使用しているものを余分に車に積んでおきましょう。また、子供用の防寒具や着替えも忘れずに用意してくださいね。
高齢者がいる場合は常備薬や持病の薬 、処方箋のコピーが必須です。女性がいる場合は生理用品なども準備しておきましょう。また、家族全員分の着替えや防寒具も用意しておくと安心です。
ペットがいる家庭向けグッズペットと一緒に避難することを想定し、ペットフードや水、リード、キャリーケース、トイレ用品などを準備します。また、ペットの健康手帳やワクチン接種証明書のコピーも携帯しておくととよいでしょう。

季節別の追加準備品

季節に応じた準備も重要です。夏場は熱中症対策として保冷剤や日よけ・うちわなどを、冬場は防寒具や使い捨てカイロ・毛布などを追加で用意しましょう。また、季節の変わり目には定期的に中身の見直しを行うことをおすすめします。

車に防災グッズを乗せる際の注意点

防災グッズを車に積む際は、適切な保管場所の選択や定期的なメンテナンスが重要です。ここでは、車内での防災グッズの効果的な収納方法や、注意すべきポイントについて詳しく解説していきます。

車内での保管場所のポイント

防災グッズは、緊急時にすぐに取り出せる場所に保管することが重要です。トランクルームや後部座席の下など、走行中に散乱しない安全な場所を選びましょう。また、重いものは車体の重心が偏らないよう、できるだけ中央に配置することをおすすめします。

定期的な点検・交換の必要性

車載の防災グッズは、高温や寒さにさらされるため、家庭での保管より劣化が早まる可能性があります。食品や飲料水は3ヶ月に1回程度、その他の用品は半年に1回程度の点検を行い、必要に応じて交換しましょう。とくに、夏場は車内温度が上がるため、より頻繁な確認が必要です。

車内での保管に適さないものリスト

以下のものは車内保管を避け、必要なときに持ち込むか、別の保管方法を検討しましょう。

• 高温で変質する可能性のある医薬品
• 缶詰や炭酸飲料（夏場の車内温度で破裂の危険あり）
• 電池類（液漏れの可能性）
• 温度変化に弱い電子機器

車の防災グッズで家族の安全を守ろう！

今回ご紹介した車載防災グッズの準備は、いざという時の心強い味方となります。季節や家族構成に合わせて必要なアイテムを選び、定期的なメンテナンスを心がけましょう。次の記事では、女性防災士が厳選した、車載に適したピオマの防災アイテムを詳しくご紹介します！