防災用パーソナルカードを準備しよう!作り方や注意しておきたいポイントを紹介
災害発生時に家族が別々の場所にいる時はお互いの安否確認が必要です。しかし、スマホのバッテリーが切れて電話帳が確認できなかったり、子どもとはぐれてしまったりした時は安否確認が難しくなります。そんな時に備えて、防災用パーソナルカードを用意しましょう。
非常時に必要な情報をまとめたパーソナルカードがあれば、家族を見つけやすくなります。そこで今回は、防災用パーソナルカードの作り方について紹介していきます。
被災時には家族の安否確認を!スムーズに行うためには?
災害が発生した時に家族が全員揃っているとは限りません。別々の場所で被災した場合は、お互いの安否確認が必要になります。しかし、大規模災害時は通信制限が起こりやすく、電話が繋がりにくくなる可能性があります。また、インターネット回線も障害が起こってしまうかもしれません。そうなるとスムーズに連絡を取り合うことが難しくなってしまいます。
日ごろからの防災意識を高めるためには、このような非常時にどうやって連絡を取り合うか考えておくことも大切です。災害用伝言ダイヤル(171)や通信キャリア各社の災害用伝言板など、どのような連絡ツールがあってどのように使うのか、事前に確認しておきましょう。
また、携帯電話が使えない状況になることも考え、防災用パーソナルカードを準備しておくのもおすすめです。防災用パーソナルカードは、もしもの時に家族と繋がりやすくするための緊急連絡先カードのこと。自分の氏名や生年月日をはじめ、家族の連絡先、保険証番号など災害時に役立つ情報をひとまとめにしたものです。
普段からパーソナルカードを持ち歩くことで、緊急時に必要な情報がすぐわかるようになります。子どもが親とはぐれてしまった時や、スマホのバッテリーが切れてしまった時など、災害時のあらゆる状況を想定して、家族の安否確認ができるように対策していきましょう。
家族みんなのパーソナルカードを準備しよう!作り方を紹介
防災用パーソナルカードは、家族の連絡先がわかるようにするためのほか、万が一ケガなどで意思疎通ができなくなってしまった場合に周りの人へ自分の情報を伝えるためにも役立ちます。そのため、子どももパパママも家族みんながそれぞれのパーソナルカードを携帯しておくことが大切です。この機会にぜひ、パーソナルカードを作ってみましょう。
【1】パーソナルカードをプリントアウトする
防災用パーソナルカードをダウンロードし、プリントアウトして作成していきましょう。以下のサイトより印刷ができます。家族の人数分のほか、防災バッグに入れておく分も用意してください。子どもの分はパパママが書いてあげましょう。
- 赤ちゃんとママを守る防災ノート(内閣府:PDF)
- ポケット防災カードを持ち歩こう(日本語・英語・ポルトガル語・ベトナム語・かほなん版)(NHK)
【2】必要な情報を書いたり写真を貼ったりする
パーソナルカードを印刷したら項目に沿って氏名や家族の連絡先など を書いていきましょう。スマホのバッテリー切れや故障で電話帳を確認できない場合にも備えて、家族の電話番号を記しておくことは大切です。また、家族の写真を貼っておくと、万が一子どもとはぐれた時にほかの人にも探してもらいやすくなります。家族の写真は、それぞれに名前を書いておくのがおすすめ。どれが誰なのか第三者でもわかりやすくなります。ペットの写真も貼っておくと安心です。
アレルギーや服用中の薬、かかりつけ医なども記載しておくと、ケガなどで医師に診てもらう場合に役立ちます。保険証や母子健康手帳のコピーを貼って おくのがおすすめです。
防災用パーソナルカードを準備する時の注意点
防災用パーソナルカードを作ったら、バッグに入れていつも携帯しておくことが大切です。その際には注意しておきたいポイントもあります。適切に扱って、非常時に役立つようにしておきましょう。
【1】個人情報のため普段の持ち歩きには注意しよう
防災用パーソナルカードには個人情報が詰まっています。非常時以外は他人の目に触れることがないようにしっかり管理しましょう。財布やポーチの中に入れるなど、紛失しないよう普段の持ち歩きは注意することが大切です。子どもにもしっかり話しておき、ランドセルならファスナー付きのポケットに入れるなどして、なくさないように対策しましょう。
【2】水濡れや破れの対策をしておこう
津波や大雨などで荷物がびしょ濡れになる場合も考えられます。せっかくのパーソナルカードも濡れて文字が滲んでしまったら役に立ちません。そのため、しっかり防水対策をしておいてください。
ラミネート加工したり、OPPテープのような透明テープを貼ったりする方法が気軽にできておすすめです。どちらも100円ショップで購入できますよ。防水加工しておけば、普通のコピー用紙を使っていても丈夫になるので破れ防止にもなり、長期間バッグに入れていても劣化を抑えられます。
【3】いくつかのバッグに分けて入れておこう
パーソナルカードは1人1枚ではなく、複数枚用意するのがおすすめです。普段の持ち歩きバッグのほか、防災用リュックにも家族分をまとめて入れておくといいですね。小学生の子どもなら、ランドセルと習い事のバッグそれぞれに入れておきましょう。災害はいつどこで起こるかわからないので、通勤・通学時やおでかけ、習い事などいろいろなシーンを想定してパーソナルカードを準備しておきましょう。
パーソナルカードを持ち歩いて防災意識を高めよう
今回は、防災用パーソナルカードについて紹介しました。家族が離れた場所にいる時にもしも災害が起こったら、お互いに安否確認が取れるよう普段から対策を考えておくことが大切です。非常時に必要な情報をまとめたパーソナルカードがあれば、スマホのバッテリー切れや子どもがはぐれてしまった時などにも安否確認に役立ちます。ぜひパーソナルカードを家族分準備して対策しておきましょう。
そんなパーソナルカードは普段使いのバッグのほか、防災用バッグにも入れておくのがおすすめです。もしも防災用バッグを準備していないのであれば、この機会にぜひ用意してみましょう。そこで次の記事では、ピオマおすすめの防災用バッグを紹介します。いざという時に役立つアイテムが詰まった便利なバッグなので、ぜひチェックしてみてくださいね。