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【防災士ママブログ】ピオまめ|防災グッズやリュック中身は?災害防災対策等、大切な家族を守るために必要な知識を発信中!

万が一火災が発生した時の対処法とは?出火を防ぐ対策も紹介

火災の発生原因は、たばこやたき火、コンロなど火気の取り扱い不注意や不始末によるものが多いです。そのため、普段からしっかり対策しておくことで火災は防ぐことができます。また、実際に火災が起こってしまった時に対処法を知っておけば、火が燃え広がるのを防止したり、ケガや逃げ遅れがないようにしたりできます。そこで今回は、火災を防ぐために普段からできる対策と、火災が発生してしまった時の対処法について紹介します。

火災を防ぐため普段からしておきたい対策

火災の発生原因はさまざまですが、不注意によるものも多いです。そのため、出火につながらないように普段から心掛けておけば、火災を防ぐことができます。その対策法を紹介していきます。

● たばこは完全に消火してから捨て、寝たばこは絶対にしない

たばこは水に濡らすなどして消火を確認してから捨てるようにしましょう。また、寝たばこは大変危険なので自分はもちろん家族にもしないように話しておくことが大切です。

● コンロから目を離さない

コンロを使用している時は目を離してはいけません。その場を離れる時は必ず火を消しましょう。

● コンセントまわりのホコリを掃除しトラッキング火災を防ぐ

電源プラグを長期間挿したままのコンセントにホコリが溜まり、湿気を帯びて発火することをトラッキングといいます。トラッキングによる火災を防止するためには不要なプラグを抜いておき、こまめにホコリの掃除をする必要があります。

● 自宅周囲に放火の元となるものを置かない

放火による出火原因も多いです。そのため、自宅周囲には段ボールなどの燃えやすいものを置かないようにしましょう。また、子どもの火遊びにも注意が必要です。たばこを吸う人がお家にいると、うっかり子どもの目に付くところにライターを置いてしまう場合があるかもしれません。子どもが触らないように、火遊びの元となるマッチやライターの扱いには注意しましょう。

● 消火器や感震ブレーカーなどの防火機器を備えておく

設置が義務化されている火災警報器をはじめ、自宅に消火器を用意し、いつでもすぐに使えるように使い方のシミュレーションをしておくことが大切です。消火器の使い方をあらかじめきちんと理解しておきましょう。また、不安な方は初期消火に役立つ投てき用の消火用具などもおすすめです。
地震発生時に断線や衣類接触が原因による電気火災を防ぐため、感震ブレーカーと呼ばれる機器をブレーカーに設置するのもよいでしょう。これは、ある一定以上の揺れを感知したら、自動的に電気供給を遮断してくれる優れものです。

● 事前に避難経路の確認をしておく

火災発生時に逃げ遅れることがないように、アパートやマンションにお住まいの方は避難経路を確認しておくことが大切です。火災が起こった時の避難の仕方や安全な場所までのルートをチェックしておきましょう。地域の防災訓練へ参加するのもおすすめです。
また、避難が遅れないように、住居に限らず玄関や廊下などに普段から物を置かないようにしましょう。

万が一火災が発生した場合の対処法

万が一火災が発生した場合の対処法

日ごろから火災を防ぐために対策をしていても、火災が起こってしまう場合があります。そんな時に取るべき行動を知っておけば冷静に対処でき、被害を抑えることができるはずです。
そこで、万が一火災が発生した場合の対処方法について紹介します。全部で3段階の対処法があるので、順番に見ていきましょう。

【1】大声で周囲に知らせ119番を

火災が発生したら、まずは周囲へ知らせることが大切です。隣近所へ大きな声で伝えましょう。また、119番もすぐに行います。たとえ小さな火元だったとしても通報してください。119番通報では、以下の情報を正確に伝える必要があります。伝えたあとも通話は切らず、指示に従うようにしましょう。

<通報時に伝えること>

  • 火災が発生したこと
  • 発生場所の住所
  • 燃えているものが何か
  • 逃げ遅れやケガ人がいるかどうか
  • 通報者の名前と電話番号

【2】火が小さい場合は初期消火を行う

出火直後で炎が天井まで届いていなかったり、自分の背丈より低かったりする場合であれば、消火器を使って初期消火を行いましょう。消火器がない場合は、火元の種類によって消火方法が異なります。天ぷら油や石油ストーブが出火元の場合は酸素を遮断するのが有効。面積の大きいシーツやバスタオルなどを濡らして手前からかぶせ、酸素を遮断します。

電気機器から出火したのなら、必ずプラグを抜きブレーカーを落としてから水をかけます。カーテンやふすまから出火したら水をかける、ふすまを蹴って倒し、踏むなどして消火しましょう。万が一衣服に火がついた場合は転げまわって消火し、水をかけるか浴槽に飛び込むようにします。

【3】消火できない炎の大きさならすみやかに避難を

天井まで炎が上がったり、消火剤がなくなったりした場合は直ちに安全な場所へ避難しましょう。炎が大きくなってしまうと消火ができないので、あきらめてすみやかに避難することが大切です。
また、逃げる際には炎が上がっている部屋のドアを閉めておくと、燃え広がるのを遅らせられるので避難時間の確保につながります。

火災は事前の対策と初期の対処法を知っておくことが大切

今回は、火災を防止するための事前の対策と、万が一出火してしまった場合の初期の対処法について紹介しました。火災は日ごろの心掛けによって未然に防ぐことができます。
たばこの始末をきちんと行ったり、コンロから離れないようにしたりと、ちょっとしたことに気をつけるだけでも火災の対策になります。そして、万が一火災が発生してしまっても、対処法を知っておけば落ち着いて行動することができるはずです。

また、火災の対策には、消火器や感震ブレーカーなどの防火機器も準備しておくと安心。自分で選んだアイテムなら使いやすく、いざという時にもスムーズに扱えるのではないでしょうか。
そこで次の記事では、ピオマおすすめの消火・防火機器について紹介します。これから自宅の火災対策を考えている人はぜひチェックしてください。