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【防災士ママブログ】ピオまめ|防災グッズやリュック中身は?災害防災対策等、大切な家族を守るために必要な知識を発信中!

防災グッズとしての乾電池やモバイルバッテリーの選び方

災害が起きて停電するとスマホの充電ができなくなったり、ラジオや懐中電灯が必要になったりします。そんな時のために備えておきたいのがモバイルバッテリーや乾電池です。
そこで今回は、防災グッズとしてのモバイルバッテリーや乾電池について紹介します。どんな種類のものをどれだけ備えておけばいいのいか、選ぶ時の参考にしてくださいね。

災害時に活躍!モバイルバッテリーや乾電池をもしもの備えに

災害が発生した時は、家族の安否確認や情報収集でスマホを使うシーンが多くあります。しかし、外出中や停電中では充電できず、バッテリー切れで使えなくなると大変です。最近のスマホは便利な機能が増える一方で、バッテリーを消費しやすいというネガもあったりしますね…
実際に被災した人からも「スマホ用充電器がなくて困った」という声が多く聞かれます。また、避難所にいる場合は充電所が設けられることもありますが、たくさんの人が充電するため使用時間が限られ、フル充電できないこともあるそうです。そのため、防災グッズとしてモバイルバッテリーはぜひとも備えておきましょう。

また、ラジオや懐中電灯、ヘッドライトなどの防災関連アイテムは乾電池を使用します。それぞれのアイテムに対応した乾電池も一緒に備えておくことで、長時間使用しなければならない時も安心です。乾電池式のモバイルバッテリーもあるので、スマホ充電用としても乾電池は役立ちます。

【防災グッズとしての乾電池】種類・備蓄本数・保管方法を紹介

【乾電池の種類】アルカリ・マンガン・リチウム乾電池の違い

防災用として乾電池を備えるには、どの乾電池が適しているのでしょう?それぞれの特徴を知っておけば、乾電池が選びやすくなります。そんな乾電池の種類には以下のものがあります。

  • アルカリ乾電池
  • マンガン乾電池
  • リチウム乾電池

アルカリ乾電池はパワーは標準的な大きさで、おもちゃやライトなど日常的に使われることの多い種類です。そのため、ランタンやラジオなどさまざまな防災グッズに使える汎用性の高さが魅力。長寿命のものも多くて長期保存に向いており、比較的安価で手に入れられるので備蓄しやすいのも利点です。ただし液漏れしやすいため、保管方法には気を付けなければいけません。

マンガン乾電池はアルカリ乾電池よりも安価ですが、寿命は短いです。そのため、長期保存には向いていません。パワーが小さいので電流が小さいものに適していて、時計やキッチンタイマー、リモコンなどに使われることが多いです。

そしてリチウム乾電池はアルカリ乾電池よりもパワーが大きくて長寿命。長期保存できて、デジタルカメラなど大電流機器に向いている乾電池です。また、軽量でエコ、コンビニなどでも買える入手性の良さも魅力です。液漏れもしにくいですが、使用機器によっては正常に作動しない場合があります。金額が高いので、防災用としてたくさんの本数を備えるのは難しいかもしれません。

防災用備蓄に向いている乾電池の種類と本数

アルカリ・マンガン・リチウム乾電池の違いをご紹介しましたが、それぞれのコストや使いやすさから判断するとアルカリ乾電池が防災用備蓄としておすすめです。
また、ストックするのはさまざまな機器で使うことの多い単三・単四電池が向いています。使用頻度が高いので、使った分だけ補充するローリングストックにすれば、使用期限を過ぎてしまう心配も少なくなるでしょう。

そんな乾電池の備蓄本数は、3日分で1人当たり単三電池17本が目安とされています。これは、ラジオ・ライト・スマホの充電に必要な本数です。家族の人数分を備えておくようにしましょう。

乾電池の正しい保管方法

防災グッズとして乾電池を備える場合は、保管方法に注意。災害発生時に備えておいた乾電池が使えないことがないよう、日ごろから管理しておきましょう。

◆液漏れしないための対策方法

アルカリ乾電池は液漏れしやすいため正しく保管することが大切です。まず液漏れの原因となるのが機器に入れっぱなしにしていること。ラジオやLEDライトなどに入れたまま長期間放置していると中で液漏れし、乾電池はもちろん機器自体も使えなくなる可能性があります。
アルカリ乾電池の液体は水酸化カリウムを主成分とした強アルカリ性の水溶液です。皮膚につくと化学火傷を起こしたり、目に入ると失明したりする可能性があります。アルカリ乾電池はおもちゃにもよく使われるので、子どもにとっても危険があることを覚えておきましょう。

アルカリ乾電池とマンガン乾電池ではそれぞれに適している機器が異なります。アルカリ乾電池はパワーがあって長寿命です。一方でマンガン乾電池はパワーが小さく、休ませることで電圧を回復するため、必要な時だけに使用するリモコンなどに向いています。
長寿命のアルカリ乾電池を使用電力や回数の少ないリモコンなどに使うと、マンガン乾電池と比較して長期間にわたって使えるため、交換する前に経年劣化によって液漏れすることもあります。電池の種類によって向き不向きの機器があるので、種類によって使い分けるようにしましょう。

そして、長期間使用しない場合は、乾電池は機器から取り出しておくことが大切です。また、メーカーや種類、さらに使用量の違う乾電池を一緒に使用することでも、液漏れの原因になる場合があるので注意してください。

◆乾電池に適した場所に保管を

乾電池の保管温度は10~25℃が適切です。35℃を超えないようにしましょう。また直射日光や高温多湿の場所を避けて保管しましょう。冷蔵庫での保管も結露によるサビ防止の観点よりNGです。
さらに、機器から取り出して保管している乾電池も絶縁対策をしておく必要があります。乾電池専用の保管ケースを使用したり、テープを両極に貼ったり、ビニール袋やラップに包んだりしてから保管するようにしてください。

新旧の乾電池が混ざらないようにし、他の種類の乾電池と一緒にしたり、金属類の近くに置いたりしないようにしましょう。ショートして発熱、液もれ、破裂の危険があります。そして小さい子どもがいる家庭は、誤飲に注意。手の届かない場所に保管するのがおすすめです。

【防災グッズとしてのモバイルバッテリー】選び方や長持ちさせるコツを紹介

【防災グッズとしてのモバイルバッテリー】選び方や長持ちさせるコツを紹介

防災用に適したモバイルバッテリーの選び方

災害が起こって停電すると、しばらくの間スマホの充電ができなくなります。そのため、モバイルバッテリーは大容量のものを備えておくのがおすすめ。20000mAhほどの容量があるものなら、スマホの充電も複数回できるので安心です。モバイルバッテリーは充電時に電力ロスが発生するため、全体の約70%が充電可能な量です。そのため、iPhone 12なら20000mAhで約5回のフル充電ができます。

また、複数台のモバイルバッテリーを備えておくのもいいでしょう。モバイルバッテリーは容量が大きいものほど重たくなります。普段からモバイルバッテリーをよく使う人は、5000mAh程度の薄型で軽量なものを持ち歩き、複数台を使いまわしておくと日常も災害時も使いやすいでしょう。

モバイルバッテリーを長持ちさせるコツ

モバイルバッテリーは使用可能回数が決まっており、多くの製品は500回程度といわれています。いざという時にスマホの充電ができないことがないように、なるべく長持ちさせる使い方をしましょう。普段からモバイルバッテリーを使用している人は同じバッテリーばかりを使うのではなく、複数台をローテーションさせるのがおすすめです。

バッテリーを充電する時は、満タンになったらコンセントに挿しっぱなししないよう注意。充電と放電を繰り返して使用回数が減ってしまいます。また、モバイルバッテリーをたまにしか使わない人は、定期的にフル充電して保管し、いつでもすぐに使えるようにしましょう。

災害時にスマホ充電ができる防災グッズを備えておこう

今回は防災グッズとして役立つモバイルバッテリーや乾電池について紹介しました。災害発生時は情報収集や家族の安否確認のためにスマホが必要です。充電切れにならないようにモバイルバッテリーを備えておきましょう。

また、乾電池はローリングストックで備えられ、ラジオやLEDライト、スマホの充電に使えます。液漏れしないように正しく保管することが大切です。
そんな災害時に役立つ乾電池や充電器をピオマで扱っています。そこで次の記事では、スマホの充電に役立つピオマおすすめグッズを紹介しますので、ぜひチェックしてくださいね。