【備蓄食料品の収納アイデア】賞味期限切れ防止のコツもご紹介
近頃ではテレワークなどおうち時間が増えたことで、レトルト食品やインスタント食品などの食料品を備蓄している家庭も多くなっています。備蓄食料があると災害時だけではなく、感染症により自宅待機や自宅療養となった時にも安心です。普段から食べている食料品を多めに備蓄し、食べた分だけ補充するローリングストックもよく知られていますね。
そんな食料品の備蓄は、収納場所や保存方法が悩みのタネ。何がどれだけあるのかわかりやすく収納し、賞味期限切れにならないようにしたいものです。実際に食材を使おうと思ったら「賞味期限が切れていた!」なんてことがありますよね。国民生活センターの調査によると、約6割以上の人が備蓄食品の賞味期限を切らした経験があるといわれています。
そこで今回は、備蓄食料品の収納アイデアについて紹介します。賞味期限切れを防いでうまく使い切れるような収納方法を紹介しますのでぜひ参考にしてください。
備蓄食料品をどこに収納するのか考える
まずは備蓄食料品をどこに収納するのか考えていきましょう。どれくらいの量があるのかを把握し、出し入れしやすい場所を確保することが大切です。
キッチン内の収納スペースをチェック
家族分の備蓄を全部集めると結構な量になりますよね。備蓄食料品は基本的にキッチンで使うので、いつでもすぐに取り出せるように、キッチン内の収納場所を考えましょう。
大きなパントリーがあるなら、そこにまとめて収納しておくといいですね。しかし、あまり大きな収納スペースがないという場合は、種類ごとに分けて複数の場所に収納するのもおすすめです。
常温で保存する食料品には、パントリー・シンク下・吊り戸棚・食器棚などの収納場所があげられます。よく使うレトルト類や乾麺などはシンク下に、重たい飲料水はパントリーに、軽量なインスタント麺は吊り戸棚にといったように出し入れのしやすさを考えながら収納場所を決めるといいですね。
棚に収納する場合は使いやすい高さを意識して
収納棚を使う場合は、高さにも注目して収納位置を考えましょう。上段の高い位置は見えにくいため何が収納されているのかわからず、賞味期限切れになりやすいです。そのため、ラップやキッチンペーパーなど日用品を収納するのがおすすめ。
缶詰や瓶などの重たいものはなるべく低い位置に収納すると楽に出し入れできます。また、家族が各自で取り出すことの多いインスタント食品やお菓子などは、目線を意識して見やすい位置に収納スペースを設けるといいでしょう。
かごなどを使って食料品の種類ごとに分別収納
備蓄する食料品の収納位置が決まったら、アイテムごとに分類して収納していきましょう。100円ショップなどでも買えるかごを使って仕分けるのがおすすめです。かごを使うことで中身を見やすく整理でき、何が足りないのか、何が残っているのかがわかりやすくなります。吊り戸棚の上段など高い位置に収納するものは、大きな持ち手付きのかごを使うと出し入れしやすくなりますよ。
中身がごちゃごちゃにならないよう、できれば食料品1種類ごとに1つのかごを使う方がおすすめ。また、半透明のかごだと中身が見やすくて、使いたい時にスムーズに取り出せます。収納かごごとに何が入っているのかラベリングしておくと、家族みんなが理解しやすいですね。
備蓄食料品の賞味期限切れを防止するコツ
備蓄している食料品はうっかり賞味期限を切らしてしまうことも多いもの。そんなもったいない事態を防ぐためにも、賞味期限を把握し、上手に管理することが大切です。しかし大量にある食料品すべての賞味期限をチェックするのは大変。そこで、ずぼらさんにもやりやすい簡単な日常的に役に立つ先入れ先出しのコツを紹介します。
かごにまとめた備蓄食品の見やすい位置に賞味期限を書きこむ
収納かごにまとめた備蓄食品は、パッと見た時に賞味期限がわかるようにしておくのがおすすめ。そのため、レトルトカレーの箱や缶詰など、同じパッケージ形状のものは並べてすっきり収納しておきましょう。
その際にパッケージの上面など目に付きやすい位置に賞味期限がわかるようにしておきます。マジックでパッケージに直接書いたり、マスキングテープなどに書いて貼ったりすると、賞味期限がすぐにチェックできて便利です。マジックやマスキングテープをキッチン内にスタンバイさせておけば、いつでもサッと書きこめますよ。
期限が一番近い食料品のメモ書きを貼る
複数のかごを使って食料品を仕分けて収納する場合は、それぞれのかごの中で一番賞味期限が近いものをメモし、かごの見やすい位置に貼っておくのがおすすめ。付箋やマスキングテープを使えば簡単に貼って剥がせます。
かごの中にあるすべての食料品をメモするのは大変なので、最も期限が迫っているものだけにしておくと楽に管理できますよ。その食品を使い切ったら付箋を剥がし、次に賞味期限が近いものをまたメモして貼るという風に繰り返せば、賞味期限切れを防ぐことができるはずです。
各家庭での食品ロス削減は、地球にとっても非常に大切なことです。SDGsについてのお勉強がてら子どもと一緒に作業してみるのもいいかもしれないですね。
また、紙に書くのもめんどくさいという方は、スマホ向けの賞味期限管理アプリがおすすめです。期限が切れる前に通知が来るように設定すれば、うっかりの賞味期限切れを防ぐことができます。
備蓄食料品は収納だけでなく正しい量や種類を備えることも大切!
今回は備蓄食料品の収納方法や賞味期限切れを防止するアイデアについて紹介しました。たくさんの食料品を備蓄するには、どこにどのアイテムを収納するのか考え、かごなどを使って上手に仕分けるようにしていきましょう。また、付箋やマスキングテープで賞味期限をメモ書きして、使い忘れを防止していきたいですね。
とはいえ、なかなか継続して管理することは難しいことですよね。忙しくて時間がとれない方や、私のようなめんどくさがり屋さんには、5年保存などの長期保存食を強くおすすめします。
ここまで、備蓄収納や管理方法についてお伝えしてきましたが、もしもの時に必要な量が足りなかったら大変です。家族みんなの分の正しい備蓄量をしっかりと把握して、用意するようにしましょう。
そんな備蓄食料品は収納方法も大切ですが、もしもの時に必要な量が足りなかったら大変です。家族みんなの分の正しい備蓄量をしっかり用意して、安心できるようにしたいですね。 そこで次の記事では、食料品の備蓄はどんなものを用意しておいたらいいのか、どれくらいの量を備えるのかについて紹介します。何をどれだけ備えればいいのかわからない人はぜひチェックしてみてくださいね。