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【防災士ママブログ】ピオまめ|防災グッズやリュック中身は?災害防災対策等、大切な家族を守るために必要な知識を発信中!

キャンプの経験が防災知識に!アウトドアで身につく災害時に役立つスキルとは?

近年は家族でキャンプを楽しむ人が増えています。そんなアウトドアで行うキャンプは、ライフラインがストップした災害時に似た環境です。そのため、キャンプで得た知識や体験は、災害時にも役立てることができます。そこで今回は、キャンプで身につく災害時に役立つスキルについて紹介します。
家族でキャンプを楽しみたいという人は、ぜひ防災についても意識しながら挑戦してみてはいかがでしょうか?どんなキャンプ体験が防災に役立つのか紹介していきます。

キャンプでの知識は防災に活かせる!

キャンプは電気やガスのない自然の中で過ごすことが大きな魅力。普段とは違う環境で限られたアイテムを使って生活を行います。そんなキャンプは被災時の状況に相応するでしょう。
地震や台風などの災害が発生し、電気やガス、水道などのライフラインがストップするといつも通りの生活を行うことが困難になりますよね。そんな時、電気やガスに頼らず生活するキャンプでの知識は大いに役立ちます。

キャンプでは、カセットコンロなどの火で調理したり、懐中電灯やランタンの明かりを使って夜を過ごしたり、テントや寝袋で寝たりします。これらの体験はライフラインが停止した避難生活でも必要になることがたくさん。
また、キャンプでいつもと違う環境の元で過ごす経験は、避難生活の心の準備にも役立ちます。そのため、家族のレジャーとして行うキャンプは、万が一災害が起こった時にも役立つ経験になるはずです。

キャンプで身につく防災スキル3つ

キャンプで得られるさまざまな知識や経験の多くは、災害が発生した際の避難生活にも役立てられます。具体的にどんなキャンプスキルが防災に活かせるのか紹介していきます。

【1】明かりの確保の仕方

キャンプは自然環境の中で行うので、夜間は自分たちで明かりを確保しなければいけません。懐中電灯やランタンを使ったり、ヘッドライトを装着したりして周囲を明るくする必要があります。

ランタンなどの照明器具の設置に慣れておくと、災害時も焦らず使うことができるでしょう。また、キャンプで周囲の暗さに慣れておけば、災害が発生して停電した際の不安軽減にも役立つはずです。

【2】食事の調理方法と熱源確保の仕方

災害時には、停電やガス供給の停止などで調理が難しくなることがあります。キャンプでの調理経験は、非常時における熱源の確保や調理方法を知る上で非常に役立ちます。キャンプストーブや焚き火の使い方、調理器具の活用方法を学ぶことで、食事の確保や家族の安全を守るスキルを身につけることができます。

【3】寝床の確保の仕方

避難所や非常時の居住空間では、快適な寝床の確保が重要です。キャンプではマットを敷いたり寝袋を使ったりしてテントの中で就寝します。いつもとは違う環境で眠る経験は、災害が発生して避難所生活を送る時にも役立つでしょう。避難所では床が硬かったり寒かったりして眠れないことも少なくないそうです。

そんな時、キャンプで使用しているマットや寝袋があれば、寝心地アップに役立ちます。また、テントで眠ることに慣れておくと、普段とは違う環境の避難生活でも眠りにつきやすくなるのではないでしょうか。

子どもと一緒にできる防災にも役立つおすすめキャンプ体験

子どもと一緒にできる防災にも役立つおすすめキャンプ体験

防災に活かせるキャンプスキルは、専門的なものだけではありません。子どもと一緒に体験できるような簡単なことも災害時には役立ちます。そこで、防災にもつながるおすすめのキャンプ体験を紹介します。
子どもと一緒に楽しめる簡単で実用的なものを集めました。お家で体験することも可能なので、ぜひ親子で挑戦してみてください。

【1】ペットボトルやポリタンクだけの水を使う

キャンプをする時にはポリタンクなどに水を汲んで活用します。ポリタンクの水は手洗いや調理に使ったり、沸かして飲料用にしたりするのに役立ちます。また、ペットボトルの飲料水を用意しておけばより安心ですねそんなポリタンクやペットボトルの水は、災害時にも役立ちます。

災害が発生してライフラインがストップすると水道も使えなくなるため、ペットボトルの水や給水所で汲んだ水が必要です。家族全員が使う水の量をキャンプで把握しておけば、被災時の目安にもなります。また、水を節約しながら調理したり洗い物をしたりする経験にもなるでしょう。キャンプ時だけでなく、自宅でも限られた水での生活を体験してみるのもおすすめです。

【2】温かい食事の用意をする

【2】温かい食事の用意をする

ライフラインがストップして電気やガスが使えなくなると、温かい食事がとりにくくなりますね。そんな時、キャンプで使用している熱源が役立ちます。キャンプでの熱源としてよく使われるカセットコンロやバーナーなどは、避難生活でも活躍します。

キャンプ用に熱源アイテムを準備し、実際に使用して使い方に慣れておくことが防災スキルにつながるでしょう。キャンプに行かなくても自宅で体験することもできます。カセットコンロを使ってレトルト食品や缶詰を温めたり、お湯を沸かしてインスタント麺を作ったりして親子で体験してみるのがおすすめです。

【3】寝袋やマットで寝る

キャンプで就寝する際に使用する寝袋やマットは、災害時の避難生活にも使えます。コンパクトで持ち運びやすい寝袋は、収納スペースにも困らず、さまざまな場所で使うことが可能。また、マットは硬い場所で眠る際の寝心地をアップしたり、底冷えを抑えたりするのに役立ちます。

災害時に避難所で眠る場合や車中泊をする際には、これらのアイテムが大いに活躍します。寝袋やキャンプ用マットを用意しておくことはもちろん、実際の寝心地を体験して、防災スキルにつなげましょう。

キャンプを楽しみながら防災スキルをアップしよう

今回は、防災知識につながるキャンプ体験について紹介しました。ライフラインがストップして普段通りの生活ができなくなる災害時は、キャンプでの経験や知識が大いに役立ちます。
明かりの確保や火を起こして温かい食事を用意すること、寝袋やマットを使った寝床の確保などはキャンプでも被災時でも必要です。レジャーとして楽しみながら、ぜひ親子でいろいろなキャンプ体験をしてみてはいかがでしょうか。

そんなキャンプで使用するさまざまな道具は、災害時に役立つものがたくさん。アウトドアレジャー用として揃えながら、もしもの備えにすることができます。そこで次の記事では、災害の備えにもなるキャンプ用品について紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

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