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【防災士ママブログ】ピオまめ|防災グッズやリュック中身は?災害防災対策等、大切な家族を守るために必要な知識を発信中!

【防災クイズ】親子でチャレンジ!「台風時にすべき行動は?」

大きな被害を引き起こす可能性がある台風。浸水・洪水などの危険がある場合は、早めに安全な場所へ避難することが重要です。今回は、台風による危険が迫ってきたときに、どのような行動をすればよいかをクイズにしています。避難時に気をつけるべきポイントを確認しながら、答えを考えてみてくださいね。

目次

台風時の行動クイズ【基本編】

住んでいるエリアに台風が接近・上陸したら、できる限り被害を抑えるために迅速かつ適切な行動をしなければいけません。まずは、台風への対策・行動の基本をクイズ形式で考えてみましょう!

第1問:強い雨が続くときにやるべきことは?

A:外に出て雨の強さをチェックする
B:テレビ・ラジオ・インターネットで気象情報をチェックする
C:てるてる坊主を作る

第2問:台風が近づいているときにやってはいけないことは?

A:地下街へ避難する
B:雨・風がおさまるまで外に出ない
C:飛来物に気をつける

第3問:台風が来るとわかったときにしてはいけないことは?

A:生活用水・飲料水の確保をしておく
B:窓や扉を開けておく
C:避難経路を確認しておく

第4問:台風時の避難経路の確認方法で誤っているものは?

A:ハザードマップ
B:住んでいる土地の成り立ち
C:近隣スーパーの臨時休業情報

第5問:避難をするタイミングとして正しいのは?

A:緊急安全確保のアナウンスや大雨特別警報(警戒レベル5) が出るまで待機する
B:避難情報をもとに自主的に早めの避難をする
C:床下浸水したら避難する

答えと解説:台風時の行動クイズ【基本編】

基本編のクイズはいかがでしたか?何問解けたでしょうか。詳しい解説とともに答えを記載しますので、どれだけあっていたかチェックしてみましょう!

答え1:強い雨が続くときにやるべきことは?
 「B:テレビ・ラジオ・インターネットで気象情報をチェックする」

強い雨が降っているときには、視界が悪く足元を取られてとても危険です。できるだけ、安全な屋内にいるようにしてください。今後の天候状態や避難指示を的確に知るために、「B:テレビ・ラジオ・インターネットで気象情報をチェックする」ようにしましょう。暴風雨により通信障害が発生したり、停電が起きたりすると、テレビやインターネットでの情報収集ができなくなる可能性があります。電池式のラジオも用意しておくと安心です。

答え2:台風が近づいているときにやってはいけないことは?
 「A:地下街へ避難する」

一見、安全そうに感じますが「A:地下街 へ避難」は危険を伴うため、状況に応じて控えましょう。例えば、地上の情報がわかりにくいだけでなく、大雨での浸水や洪水が発生した場合、地上から地下へ水が流れていく可能性があります。地下に閉じ込められて避難できなくなるかもしれません。警報級の豪雨の最中や水害が予想されるケースでは、地下街への避難はできるだけしないようにしてください。

答え3:台風が来るとわかったときにしてはいけないことは?
 「B:窓や扉を開けておく」

「A:生活用水・飲料水の確保」「C:避難経路の確認」は、台風が接近するとわかった時点で、しっかりと準備をしておきましょう。また、台風に限らず、いつ起こるかわからない地震や冬の雪害でも、このような備えは大切です。いつでも、在宅避難や避難所への避難ができるように、防災用品は用意してください。台風時は、雨・風が強くなるため「B:窓や扉を開けておく」は不適切な対応方法です。

答え4:台風時の避難経路の確認方法で誤っているものは?
 「C:近隣スーパーの臨時休業情報」

台風時には、従業員や顧客の安全確保のために、近隣の店舗が休業になる可能性があります。しかし、避難経路の確認とは関係がない情報のため、「C:近隣スーパーの臨時休業情報」は不正解です。
台風時の避難経路の確認は「A:ハザードマップ」「B:住んでいる土地の成り立ち」を知ることで行いましょう。土地の成り立ちは、自然災害と密接に関係しています。「過去に水害が発生しているか」「地盤は固いか」など、住んでいるエリアの歴史や成り立ちからリスクを事前に回避できる可能性があります。

答え5:避難をするタイミングとして正しいのは?
 「B:避難情報をもとに自主的に早めの避難をする」

答えは、「B:避難情報をもとに自主的に早めの避難をする」です。市区町村などの自治体が、地域の状況に合わせた避難情報=警戒レベルの発表を行っています。「警戒レベル3」は、高齢者等避難となり、お年寄りや小さな子どもがいる家庭など避難に時間がかかる人は避難を始めるタイミングです。
しかし、たとえ避難情報が発表されていなくても、気象情報や現在の警戒レベルなどを総合的に判断して、自主的に早い段階で避難行動を取ることが大切です。

台風時の行動クイズ【応用編】

台風が過ぎ去るまで、できれば自宅でやり過ごしたいものですよね。しかし、家屋損壊や洪水、土砂災害などの被害が起こるかもしれず、身の安全を優先して避難所へ避難する判断も大切です。ここでは、実際に避難をするときのポイントをクイズ形式で紹介します。

第6問:台風で避難するときに履くべき靴は?

A:長靴
B:サンダル
C:スニーカー

第7問:台風の避難時に使ってはいけないものは?

A:傘
B:ヘッドライト
C:ヘルメット

第8問:台風の避難時にとくに気をつける場所は?

A:コンビニエンスストア
B:マンホール・用水路
C:駐車場

第9問:浸水発生時の避難として適切な行動は?

A:急いで1人で避難する
B:家の1階で待機する
C:2階以上に避難する

第10問:台風の在宅避難で用意すべきものとして誤っているものは?

A:飲料水 大人一人1日3リットル (1週間)
B:非常用トイレ 大人一人 7日分 (1週間)
C:焚火用の薪 2束

答えと解説:台風時の行動クイズ【応用編】

避難行動で大切なポイントをクイズにしましたが、わかりましたでしょうか?答え合わせをして、いざという時のために正しく避難する方法を学びましょう。

答え6:台風で避難するときに履くべき靴は?
 「C:スニーカー」

浸水が始まりそうな大雨の中での避難時では、「A:長靴」は移動中に水が靴内に入り込み歩きづらくなる可能性 があります。また、「B:サンダル」は、飛来物や水に流された物にあたりケガをする危険があるため、避難時には適していません。そのため、履きなれた「C:スニーカー」を選び、動きやすい装いで避難するようにしてください。

答え7:台風の避難時に使ってはいけないものは?
 「A:傘」

台風の避難では、「A:傘」をさしていると、たとえ耐えられそうな風に見えても急な強い風にあおられてしまう可能性があり危険です。傘が壊れてしまいますし、あおられたまま引きずられて壁や街路樹にぶつかるなどの事故につながります。雨よけには、傘ではなくレインコートを着用するようにしましょう。

答え8:台風の避難時にとくに気をつける場所は?
 「B:マンホール・用水路」

浸水している場合、雨水の流入によりマンホールや側溝のふたが外れていることがあります。穴に落ちてしまったり、転倒したりしないように、「B:マンホール・用水路」に注意して歩くようにしてください。また、大人のひざの高さ程度の浸水でも、歩けなくなってしまいます。浸水する前に、安全な場所へ避難することが重要です。

答え9:浸水発生時の避難として適切な行動は?
 「C:2階以上に避難する」

前述のとおり、大人の膝の高さまで浸水すると歩くことができなくなります。浸水発生前に安全な場所へ避難することが大切です。万が一安全な避難所への道が遮断されてしまった場合は「A:急いで1人で避難」や「B:家の1階で待機」せず、なるべく頑丈な建物の 「C:2階以上に避難する」ようにしましょう。家族や近所の人といっしょに避難するようにしてください。

答え10:台風の在宅避難で用意すべきものとして誤っているものは?
 「C:焚火用の薪 2束」

在宅避難で必要な物は「A:飲料水」や「B:非常用トイレ」です。「C:焚火用の薪」は、災害時にライフラインが止まってしまった場合に使えるケースもありますが、台風時にはほとんど使うことはありません。ガスコンロや水だけで食料品を温められるヒートパックなどを用意しておくとよいでしょう。

台風時に避難するときも十分に気をつけて安全を確保しましょう!

台風の場合、事前にある程度の情報を得ることができます。また、接近する前にしっかりと備える準備時間も取れるでしょう。しかし、日ごろから意識的に対策を取っておくことで、慌てずに対応ができます。とくに、子どもを連れての避難は思うようにならないことも多く大変です。避難所へいち早く安全に避難し、命を守るためにもあらかじめしっかり備えると同時に、子どもといっしょにどのように行動すべきかを話し合うことも大切です。次の記事では、台風時におすすめのPiomaの防災グッズを紹介します。家族みんなで、防災用品の見直しをしてみてくださいね。