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【防災クイズ】親子でチャレンジ!「台風への備えとは?」

大雨や強い風による被害がおそろしい台風。夏から秋にかけて、日本にも多くの台風が接近・上陸します。洪水や土砂災害、暴風被害など、建物損壊や人命にかかわる大きな被害を引き起こす台風の到来は、とても怖いですよね。本記事では、台風についてクイズ形式でご紹介します。まずは、台風の特徴や想定される被害を知り、どのような備えをするとよいかをポイントに全10問ご用意しました!ぜひ、親子でトライして、準備の大切さを見直してみてくださいね。

目次

台風の備えクイズ【基本編】

近年、大きな被害をもたらす台風が日本に上陸しています。日本だけでなく、東南アジアでも人命にかかわる被害がみられます。そんな台風に備えるために、まずは台風の特徴やどのような被害が起こりやすいのかをクイズにしてみました!

第1問:台風が発生しやすい季節は?

A:春
B:夏から秋
C:冬

第2問:台風の「注意報」の組み合わせとして正しいのはどれ?

A:大雨・洪水・強風 ・高潮・雷
B:強風・乾燥・洪水・強風
C:大雨・強風・なだれ・波浪

第3問:台風の「強さの基準」って何?

A:降水量(降った雨がどこにも流れ去らずにそのまま溜まった場合の水の深さ)
B:強風域(風速15m/秒以上)の半径の広さ
C:最大風速(10分間平均風速の最大値)

第4問:「猛烈な風」の強さはどれくらい?

A:ほほをなでるような心地よいそよ風
B:電灯や街灯が倒れ、住宅が倒壊することがある風
C:傘をさせず、風に向かって歩けない風

第5問:台風被害で当てはまらないものは?

A:洪水
B:土砂災害
C:吹雪

答えと解説:台風の備えクイズ【基本編】

台風の特徴や被害状況についてのクイズでしたが、わかりましたか?ここでは、回答と詳しい解説をお伝えしますので、チェックしてみてくださいね。

答え1:台風が発生しやすい季節は?
 「B:夏から秋」

答えは「B:夏から秋」です。気象庁の調べ では、過去30年間(1991~2020年)で、年間平均25個の台風が発生しています。そのうち、約12個が日本から300km以内に接近、さらに約3個が上陸しています。
発生・接近・上陸、いずれも多いのは7~10月です。10月以降に上陸し大きな被害をもたらしているケースもあり、秋が深まっても油断はできません。

答え2:台風の「注意報」の組み合わせとして正しいのはどれ?
 「A:大雨・洪水・強風・高潮・雷」

基本的には、台風で考えられる被害に「乾燥」「なだれ」は含まれていません。そのため、答えは「A:大雨・洪水・強風・高潮・雷 」です。
注意報・警報・特別警報は、気象庁が危険の高まりに応じて段階的に発表しています。予想ができない地震と異なり 、事前に危険が及ぶ可能性がわかる台風は、接近・上陸する数日前から「早期注意情報」や「気象情報」を発表し、早めの備えを促してくれます。注意深く情報を確認し、しっかりと備えるようにしてみてください。

答え3:台風の「強さの基準」って何?
 「C:最大風速(10分間平均風速の最大値)」

台風が近づくとニュースの気象情報で、アナウンサーや気象予報士が「大型で非常に強い台風」「超大型で猛烈な台風」などと話しているのを聞いたことはありませんか?このように、台風の勢いは「強さ」と「大きさ」であらわされています。
そのうちの「強さ」は「C:最大風速(10分間平均風速の最大値)」が基準です。
(特に表現のつかない台風)」「強い」「非常に強い」「猛烈な」の4段階 に分けられ、例えば2段階目にあたる「強い台風」は、33m/秒~44m/秒の最大風速 です。風速の目安は、次の答えで詳しく解説します。

答え4:「猛烈な風」の強さはどれくらい?
 「B:電灯や街灯が倒れ、住宅が倒壊することがある風」

台風の強さは4段階で表されていますが、もっとも弱い「(表現のつかない)台風」で最大風速33m以下、2段階目の「強い台風」のレベルで最大風速33m/秒以上 です。最大風速33m/秒は「風速の目安」のなかで「猛烈な風」とあらわされます。
猛烈な風が吹くと、「B:電灯や街灯が倒れ、住宅が倒壊」することがあり、非常に危険です。
風速は25m以上 になると、転倒や飛んできたものにあたりケガをする恐れがあります。不要不急の外出は控え、身の安全を守りましょう。

答え5:台風被害で当てはまらないものは?
 「C:吹雪」

台風は、主に夏 から秋にかけて発生します。そのため、基本的には「C:吹雪」の被害は起こりません。台風では、大雨による河川の氾濫や下水の処理能力を超えて地表に現れる「内水氾濫」などによる洪水被害の危険が高まります。また、雨で地盤が緩み発生する土砂災害も起こる可能性があります。

台風の備えクイズ【応用編】

【基本編】では、台風が発生しやすい時期や特徴がわかりました。実際に台風に備えるには、どのようなことをすればよいのでしょうか?具体的な備えの方法をクイズにしましたので、ぜひ考えてみてください!

第6問:台風が来る前にするべき窓の対策は?

A:雨戸やシャッターを閉める
B:きれいに磨いておく
C:風通しをよくするために開けておく

第7問:台風が来る前にするべきベランダや庭の対策として誤っていることは?

A:植物にしっかりとお水をあげる
B:排水溝や側溝・雨どいを掃除しておく
C:雨や風が強くなる前に、窓や家屋の補強をしておく

第8問:停電対策で用意しておくとよいものは?

A:モバイルバッテリー・ヘッドライト・懐中電灯・ランタン・乾電池
B:乾パン・アルファ米・缶詰食品
C:ヘルメット・ガムテープ・軍手

第9問:断水対策の備えとして誤っているものは?

A:飲料水(一人あたり1日3リットル 7日分)
B:非常用トイレセット(一人あたり1日5セット程度使用 7日分 )
C:カセットコンロ(一家庭1台)・カセットボンベ(一家庭15~50本)

第10問:避難の備えとして誤っていることは?

A:避難経路の確認
B:クローゼット内の衣替え
C:非常用持ち出し袋の用意

答えと解説:台風の備えクイズ【応用編】

答えはわかりましたか?応用編では、実際にやるべきこと・準備することを問題にしています。答えと解説をみながら、しっかり確認してみてくださいね。

答え6:台風が来る前にするべき窓の対策は?
 「A:雨戸やシャッターを閉める」

台風対策として正しいのは「A:雨戸やシャッターを閉める」です。強い風による飛来物が窓ガラスにあたり、割れるのを防ぐためにしっかりと雨戸やシャッターを閉めておきましょう。雨戸やシャッターがない窓は、万が一に備えて飛散防止フィルムを貼っておきます。養生テープやガムテープで、縦・横・斜めに目張りしておくだけでも被害を軽減できます。

答え7:台風が来る前にするべきベランダや庭の対策として誤っていることは?
 「A:植物にしっかりとお水をあげる」

誤った対策は、「A:植物にしっかりとお水をあげる」です。庭やベランダの植木鉢やプランターは風に飛ばされる危険性もあるため、室内や風の当たらない場所に片付けておいてください。
「B:排水溝や側溝・雨どいを掃除しておく」は、雨水があふれるのを防ぐために、台風の前はもちろん日頃から清掃を心掛けましょう。また、大雨や強風に備えて「C:雨や風が強くなる前に、窓や家屋の補強をしておく」ことも重要です。

答え8:停電対策で用意しておくとよいものは?
 「A:モバイルバッテリー・ヘッドライト・懐中電灯・ランタン・乾電池」

いずれも、台風だけでなくさまざまな災害における避難用品としては重要なアイテム ですが、停電発生時に必要なのは「A:モバイルバッテリー・ヘッドライト・懐中電灯・ランタン・乾電池」です。
家屋損壊や洪水被害がなく、在宅避難を行う場合には「B:乾パン・アルファ米・缶詰食品」「C:ヘルメット・ガムテープ・軍手」もしっかり用意しておきましょう。

答え9:断水対策の備えとして誤っているものは?
 「C:カセットコンロ(一家庭1台)・カセットボンベ(一家庭15~50本)」

この3つも台風を含めた在宅避難時には用意しておくべきアイテムです。しかし「C:カセットコンロ(一家庭1台)・カセットボンベ(一家庭15~50本)」は、ガス・電気が止まった際に必要な物ですが断水対策にはなりません。
断水への備えとしては、「A:飲料水(一人あたり1日3リットル 7日分)」が必要です。飲料水だけでなく生活用水も備えておきましょう。また、断水時には、水洗トイレも使えなくなります。「B:非常用トイレセット(一人あたり1日5セット程度使用 7日分 )」の備蓄もとても重要です。

答え10:避難の備えとして誤っていることは?
 「B:クローゼット内の衣替え」

「B:クローゼット内の衣替え」は、季節の変わり目に日常の衣類を入れ替えることを指しています。避難の備えではないため、これが正解=誤っている回答です。
しかし、非常用持ち出し袋の整理として、衣替えを行うことは重要です。なぜなら、暑い時期と寒い時期では、衣類や防寒具などの防災アイテムが変わるからです。季節の変わり目のクローゼットの衣替えに合わせて防災用品の見直しもしっかり行いましょう。また、衣類や防寒具だけでなく、食品類の消費期限切れがないか電池が切れていないかなども、定期的に見直すことが大切です。

しっかり備えて台風から身の安全を守ろう!

夏から秋にかけて発生・接近・上陸する台風は、人命にかかわるような大きな被害を引き起こします。あらかじめ、規模の大きさや接近情報を予測できる台風被害をできるだけ少なくするためにも、事前の準備や備えが重要です。台風の特徴を知り、しっかり備えてくださいね。次の記事では、台風時の行動をクイズ形式でご紹介します!

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