普段使いもできる防災グッズとは?もしものために備えたいアイテムリスト
普段使いしている日用品や食品などには、備蓄して防災対策にできるものがたくさんあります。日常的に使っているものなら、無理なく備えられるのがメリット。防災対策へのハードルも低くなりますね。では、実際にどんなアイテムが日常時も非常時も役立つのか紹介していきましょう。
ローリングストックを活用して多めに備蓄する、普段持ち歩くバッグに入れておくといったことを意識するだけで、防災対策が始められます。具体的なアイテムリストを紹介するので、ぜひ本記事を参考にして備えをしていきましょう。
【普段使いもできる防災グッズ1】いつも多めに備えたいキッチンまわりのアイテム
キッチンまわりで普段使いしながら、防災用の備えにもなるアイテムを紹介していきます。ローリングストックを活用して備蓄するのがコツ。いつも多めにストックしておき、使った分だけ買い足して切らさないようにしておきましょう。
食品や飲料
まず、防災対策として思い浮かぶのが食品や飲料の備えではないでしょうか。長期間保存可能な災害用の非常食も便利ですが、いつも食べているものを防災用にすると無理なく備えられますね。普段からよく利用する食品でも、常温保存が可能なものや比較的賞味期限が長めのものを選ぶのがポイントです。
また、飲み物は水だけでなく、スポーツドリンクや野菜ジュースなども非常時に役立ちます。そしてお菓子も必要です。子どもはもちろん、大人にとっても甘いものがあると被災時にホッとできるので、ぜひ備えておきましょう。
【おすすめアイテムリスト】
- 缶詰(フルーツ、野菜の水煮、肉や魚)
- レトルト食品(カレー、パスタソース、どんぶりの素など)
- 乾物(のり、乾燥わかめ、ドライフルーツなど)
- インスタント食品(カップ麺、スープなど)
- 乾麺(パスタや素麺)
- 米
- 日持ちする野菜(たまねぎ、じゃがいもなど)
- ミネラルウォーター(ペットボトルだけでなくウォーターサーバーでも)
- スポーツドリンク
- 野菜ジュース
- お菓子(飴、チョコレート、クッキーなど)
キッチンの消耗品
キッチンで日常的に使っているさまざまなアイテムも、ストックしておくことで防災対策になります。特にビニール袋やラップは使い道がたくさんあるので、普段から多めに備えておくのがおすすめです。どんな使い方ができるかとともに、おすすめアイテムをピックアップしました。
【おすすめアイテムリスト】
- ラップ
・お皿に敷いて洗い物を減らす、臭いの気になるゴミを包む。 - レジ袋
・断水時に水を運ぶためのバケツ代わりとして。
・レジ袋の両端を裂いて首から吊るし、骨折時の三角巾として。
・一枚の長い布状にレジ袋を切り開いてタオルや古着などを敷き、赤ちゃんのおむつ代わりにするといった使い方ができる。 - 耐熱タイプのポリ袋
・湯煎で炊飯やおかずの調理ができる。 - 45Lゴミ袋
・敷物、防寒、レインコート、トイレの代わりになる。 - カセットコンロ
・加熱調理やあたたかい飲み物を作る、煮沸消毒ができる。 - ガスボンベ
・カセットコンロを使うための熱源なのでセットで備蓄する。使用期限があるので注意。 - 紙皿・紙コップ・割り箸
・洗い物を減らす、紙皿にラップを敷いて使う方法もできる。
【普段使いもできる防災グッズ2】ライフラインが止まった時に役立つアイテム
大規模な災害が発生すると水道・ガス・電気のライフラインが停止する恐れがあります。そんな時のための備えも大切です。普段使いのものでも、ライフラインが復旧するまでに役立つアイテムがありますよ。どんなものを備えておくべきか紹介していきましょう。
【明るさの確保】懐中電灯・ランタン・ヘッドライト
夜間に停電が起こったら、暗闇の中で行動しなければならず危険です。そのため、明かりの確保は欠かせません。懐中電灯は枕元などすぐ手に取れるところに置いておくと安心です。
また、キャンプなどで使うランタンは床やテーブルの上に置いて周囲を明るく照らせるので、室内で過ごす時にも便利です。暗闇の中を避難する場合は、ヘッドライトがあると両手を空けて行動できます。いずれの照明も、LEDライトを使ったものが長寿命なのでおすすめです。
【電源の確保】モバイルバッテリー・乾電池
災害時は家族の安否確認や被害状況を確認するために、スマホをよく使います。停電すると充電ができなくなるので、モバイルバッテリーを備えておきましょう。20000mAhほどの大容量タイプならスマホの充電も複数回できます。また、太陽光で充電できるモバイルバッテリーもあると安心です。
そして乾電池は懐中電灯やランタン、ヘッドライト、カセットコンロ、ラジオなどに使います。単三や単四といったそれぞれに対応した種類を用意しておきましょう。停電が長引いてしまうことも考え、多めに備えておくのがおすすめです。
【トイレの確保】ゴミ袋とペット用シーツ
断水が起こるとトイレが使えなくなります。そのため、トイレの対策も考えておきましょう。袋と凝固剤や吸水シートがセットになった携帯トイレを準備しておくと安心ですが、普段使いできるものでもトイレの代用になります。
その場合は、45Lのゴミ袋をトイレとペット用シーツがおすすめです。トイレにゴミ袋を二重にかぶせ、袋の中にペット用シーツを敷いて吸水させます。消臭機能もあるので安心ですよ。ペット用シーツは雑巾やおむつ代わりにもなるので、ペットがいなくても備えておくといいでしょう。また、猫を飼っているお家なら、猫砂でも凝固剤の代わりになります。
外出時の持ち歩きも大切!バッグに入れておきたい防災アイテム
災害はいつどこで起こるかわかりません。通勤や通学、お買い物などで外出している時に被災する可能性もあります。そのため、いつも持ち歩いているバッグにも防災グッズを入れておきましょう。しかし、あれもこれもと入れているとバッグが重くなってしまいますよね。
そのため、優先順位をつけて必要なものをピックアップするのがおすすめです。特に、普段でも非常時でも役立つものを持ち歩くのがいいでしょう。コンパクトにポーチにまとめておくと、違うバッグを使う時もサッと入れ替えられます。
【おすすめアイテムリスト】
- 飲み物
- 飴やチョコレート
- モバイルバッテリー
- 救急セット
- 除菌ウェットティッシュ
- ハンカチ
- ティッシュ
- ビニール袋
- 現金
- 生理用品
- マスク
防災グッズにもなる普段使いのアイテムをしっかり備えよう
今回は、普段使いできて防災対策になるアイテムの具体的なリストを紹介しました。いつ起こるかわからない災害に備えて、日ごろから防災グッズを準備しておくことは大切です。普段の生活でよく使っているアイテムでも非常時に役立つものはたくさんあり、無理なく備えられます。ライフラインがストップして困ることがないように、日ごろから多めに備蓄しておくことをおすすめします。
また、もしもの時を考えて作られた非常用の防災グッズでも、日常的に使える商品はたくさんあります。ピオマで取り扱っている防災グッズも、普段使いすることができますよ。日ごろから使うことで使い方に慣れるので、有事に際にも慌てずいつものように使いこなせるメリットもあります。そこで次の記事では、日常時も非常時も役立つピオマおすすめの防災グッズを紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。